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好きです。六番街。 どうやらちぎったパンも誰かの一部 労いの吐露、追い吐かぬ 雨だろ…
燥 多くない 天は役目を失った砦 突っ込んでくる大鳥 僅かなる声 檻、眩み囱 浮弄 音が…
或る醒めた風の前の塵に投げ散らかし、痴った食卓は長く細く暖かな食事を置いておけない。 nul…
嚔を一つ 鵜を飲み込み、焼けつく砂漠に身を投じる そこから動かなくなるトカゲや蜘蛛の隠れ…
ハレの声 とんつくとんつくと誘われるよう 鼻白む賑わいのなか歌う尻すぼみの爽やかな願い …
水槽の中で喚いていた あの時は冬だったはずだ はずだ。熱はもう感じられないから隔離された…
根を下ろして席から動かなくなる足 昨日から今日まで まただ まただと 俺は蔦の一部だ 恥部の歌に屍蝋 どう足掻いても 人柄濁して 人殼潰し 楽しい声に伸び上がる蔦 あの冷ややかなる とこしえから 熱を奪った 泥団子、謎単語、包んで慎み、紛れた種子へ もう帰ってこないから 耳に伝う歌う尻のように ひび割れて 巫鳥 豆鳥が並ぶ屋台に隠れ 失語りの口、失せ物の目、剥かれるのは重畳 無数に剥かれ出来た蔦、机で花開き落ちた花弁
俺はヘドロだからそれでいい どうせ流されて、明日の家もない やけっぱち 男も女も意思は弱く…
振動が不可視の領収書を指名手配して雷鳴の最中にイドの切れ端を受け取ってみる。誰かの欠片…
思い上がったもので残りの時間を 誰かの批評とせまっ苦しい窓から声高に叫ぶ とてもきれい…
根っからの文字集まりに参集されていた 採集される様々は、愛として 図らずも眠気の目を抓む …
憑き物が落ちたかのように泣いてしまっていた 続き物の悪夢ばかり見ていたから、燃えるごみの…
ぼくはなめくじだろう 僕は蛞蝓の中だろう 痒いようなひりつく つまらない緊張に絆され…
どこからともなく声がしていた 金属が軋むような音 いつまでも続く それとなく 岩場の美しい光沢 空の居場所 紗羅の乱れる 星々の風だけ青と粘性の番 飛んで 矢印から 大量の やつれた常套の落書き 「死者を溺れよ」 無数の捧げ砥石 無念の贄翡翠 無辜の金 細工に 祭具を重ねて 傘飛来て つるつろと研磨し ぷっつり途絶えた 彼方暦 103年 やや正確な 静欲の 疑惑粘たち 下々の高悦 芯に察せられた 流星