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詩 育つ瓦礫

どこからともなく声がしていた
金属が軋むような音
いつまでも続く

それとなく
岩場の美しい光沢
空の居場所

紗羅の乱れる
星々の風だけ青と粘性の番

飛んで

矢印から
大量の

やつれた常套の落書き
「死者を溺れよ」

無数の捧げ砥石
無念の贄翡翠
無辜の金
細工に 祭具を重ねて 傘飛来て つるつろと研磨し

ぷっつり途絶えた 彼方暦 103年
やや正確な 静欲の 疑惑粘たち
下々の高悦 芯に察せられた 流星

釘を打ち込み打ち込まれる。 そんなところです。