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詩 慌てふためく月

憑き物が落ちたかのように泣いてしまっていた
続き物の悪夢ばかり見ていたから、燃えるごみのコバエにも勝てず
夏の暑さにも勝てず、ただ漫然とした頭痛に従うばかりだ 

再燃する 錨の憎しみ 飛び出す男根も また一つの冒険
哀れだろうか 小作人として 小さな粉だけをたよりに

明日から鼠へ

雷鳴を呼び起こす雷鳴虫たちが土砂降りの中で叫ぶ
わらわらと這い出て来る人類へ、愛無きビッグゲームだろう
小さきものは勝てず、ただ愕然とした現実に付きそうばかりだ

地の果てからwhile 灯火だらけのgo しばらくしてエンドレスに壊れたもの
ずるずると飲んではforからまたいつものcatch up tentacle.
呼び出されて再帰的に🔶がどこかそこらへんで喚いていた、セミの抜け殻のように

ぞろぞろと
ぐるぐると
願うばかりで
月の一部になりたい
などと、チップケーキの名
桃をくりぬいて生き抜いたランチュウ
そのしじまに

願いの果てるその屛風岩
猛禽と猛竹の勢いやすさまじく
涙は吹き飛んで、あの月を撃ち抜こう

だって、そんなことだよ
汚れは全部海に押し出されちまって
汗まみれになっていつもハッと目が覚めるから
あの怖かったものも、今ではしわしわに、誰も水をやらない

  • そんな、腐敗。

  • または、愚昧


釘を打ち込み打ち込まれる。 そんなところです。