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詩 席から立てないんだ

根を下ろして席から動かなくなる足
昨日から今日まで まただ まただと
俺は蔦の一部だ 恥部の歌に屍蝋

どう足掻いても 人柄濁して 人殼潰し
楽しい声に伸び上がる蔦
あの冷ややかなる とこしえから 熱を奪った

泥団子、謎単語、包んで慎み、紛れた種子へ
もう帰ってこないから 耳に伝う歌う尻のように
ひび割れて 巫鳥 豆鳥が並ぶ屋台に隠れ
失語りの口、失せ物の目、剥かれるのは重畳
無数に剥かれ出来た蔦、机で花開き落ちた花弁

釘を打ち込み打ち込まれる。 そんなところです。