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2022年4月1日/ショップガール:スティーブ・マーチン

今日は、なんとも予定通りに
事が運ばない日だった。

昼間に予定されていた
ミーティングが
今朝になってドタキャンになり

夕方の電話会議が
1時間遅れで始まり

主人の急な都合で
夕食の時間が大幅に遅れ

昔のわたしなら
ポッカリ空いた時間を
後になって振り返っても
何をしたか分からないくらい
ムダに過ごしていただろうけど
この歳になって
ようやくオトナになり始めた
今のわたしは「これ幸い」と
隙間時間も、待ち時間も
それなりに有意義に使う事ができたので
自分で自分を褒めてあげようと思う。

そんなわけで今日は
シーツを洗濯したり
床の拭き掃除をしたり
掃除機をかけたり
掃除機を掃除したり
細々とした「家事」が
捗った日だった。

そして今日は
主人が久々に出勤せざるを得なくなり
夕食の時間が遅くなったことで
ぼんやりできる「ひとり時間」が
久々にできた。

本当に久々。

いつも、家の中で一緒にいるから
誰とも話さなくていいという
開放感に浸るのは久々。

ああ、静寂よ、久しぶり。


おかげで
先日、図書館で借りた
スティーブ・マーチンの
ショップガール」を読了した。

わたしは通常
読書をしながら
気に入ったフレーズがあると
付箋をしておいて
後でノートに書き留めるのだけども
この本には、それはなかった。

しかし、
きっと一生
内容を覚えているだろうなっと
思えるほどの読了感。

というか、
わたし好みの内容だった。

わたし好みとは
普通にありそうな人々の営みを土台に
普通にありそうな人々の心理描写が
描かれているものなんだけど
「ショップガール」もその一つ。

ロサンゼルスの百貨店
ニーマンマーカスの手袋売り場の
ショップガールが主人公なんだけど
女性が一度や二度
感じたことがある
愛とか恋とか暇つぶしとか
職場の居心地とか
気分の浮き沈みとか
都会で暮らすシングルの女性の
やるせない
小さな云々を含んだ日常が
淡々と綴られている。

最後の一行まで
実にリアルで
ありきたりなハッピーエンドでもなく
ドラマチックな終わり方もしないところが
味わい深い。

著者である「スティーブ・マーチン」は
名を成したアメリカのコメディアンで
コラムや演劇も書く
マルチプレーヤー。
人間観察が得意のようで
性別も年齢も
生きるステージも異なる人物の
細々とした日常をよく描いていて
著者のバッググラウンドを知り驚いた。

たまたま書棚で見かけて
なんともない背表紙だったが
不思議に手が伸び
前評判などまったく知らない状態で
借りたのだけど
概ね、そういう出会いの方が
結果よかったりするから
不思議なものだと思う。

偶然は、偶然では終わらないものだなっと。

さて、話は変わって
今夜の夕食は
下記の写真の通り。

いつも代わり映えしないけど
小鉢プレート。
うちの人は
これに焼き魚が加えられる。

ついつい面倒で
使いやすいお皿を使ってしまうが
リアルな家庭料理なんてものは
そんなもんじゃないかと
器に手を抜きがち。

冷蔵庫の野菜を使い切る勢いの
豚汁もどきは
根菜が一度にたくさん摂れるので
具合がいいメニューのひとつ。

海藻は必ず食べたいと
意識していて
今日はひじきの煮物。

お肉を食べないので
毎日、納豆と
時々、お豆腐も食べるようにしている。

いつも「玉ねぎ酢」を
常備しているので
納豆にかけて食べている。

こうして見ると
グリーンの野菜が不足している。
そのせいか
春だというのに
4月1日だというのに
明るさがまったくない。
茶色すぎたようだ。

4月1日の夕食
常備している玉ねぎ酢

昨日、作っておいた玉ねぎ酢は
1日寝かせてちょうどいい。
2週間程度日持ちするが
このくらいの量は
あっという間になくなる。

健康な生活は食事から。
良いココロも食事から。

たかが、玉ねぎ酢だけども
されど、玉ねぎ酢。

「衣食住」という人間の基本的な活動を
重んじた生活を深めたいなっと
玉ねぎ酢を見ながら思う。


そんな1日。
まあ、まあ、充実していた。


予定通りに事が運ばない日だったけど
結果的に悪くない、1日だった。

明日は、土曜日。

新しい建築計画中の家の
ミーティングが予定されている。

と、いうことはまた、
小さな文字と専門用語
そして、予算との戦いか…。

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「人の日記は蜜の味」この日記は、2022年4月1日よりスタートしました。 ••• これまで、外資系金融機関、大手広告代理店などで働く女性と…

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