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健康体だったのに突然の腹痛に襲われ巨大な卵巣嚢腫のねじれで緊急オペになった話
こんにちは!おひさしnote📖
タイトル通り、健康体だったのに
突然、女性なら誰でもなり得る
自覚症状ほぼなしの病気が判明しました。
お時間あるときにでも読んでください。
今回これを公表しようと思ったのは
同じような病気の方やその疑いがある方、
不安に思うそのご家族の方に
なにか少しでも役に立てれば良いなと思ったからです。自分の忘れないための記録でもあります。
まずどんな病気か
卵巣嚢腫とは
卵巣は子宮の左右に1個ずつありそれぞれ親指大の小さな臓器です。その卵巣にできる腫瘍のうち、内容物が入った袋(嚢胞)のような形をしたものを、卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)と呼びます。この卵巣嚢腫はほとんどが良性で、20~30歳代の若年層に多い病気です。卵巣嚢腫の袋の中には内容物が詰まっており、いくつか種類があります。子宮内膜症による古い出血がチョコレートのようにたまった卵巣子宮内膜性嚢胞(チョコレート嚢胞)、水分がたまった漿液性嚢胞腺腫、ネバネバした粘液がたまった粘液性嚢胞腺腫、皮膚や毛髪、歯など他の部位の組織がたまった皮様嚢腫などに分類されます。自覚症状はほぼない。健康診断でも気付かれにくい。
ほとんどは良性ですが、固いかたまりになった部分が混じっていると、悪性の可能性もありますので注意が必要です。
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通常親指の先くらいの大きさで子宮からブラブラ繋がっている卵巣がなんらかの理由で巨大化し
それ自体が捻じれてとんでもない激痛になる病気です。計画的な手術で大きさが小さい場合は腹腔鏡手術もしくは開腹手術となります。
私は緊急だったことやその大きさから
開腹手術となりました。
【症状】
一般的にどのタイプののう腫であっても大きくなるまで自覚症状はほとんどない。ほかの病気の検査や検診で偶然に発見されることが多いです。大きくなってくると症状が現われ始め、大きくなるにつれ、下腹部が膨らんできたり、下腹部の痛み、腰痛、便秘、頻尿などの症状がみられるようになります。
巨大化がなくとも、5-8cm以上の大きさになってくると、ねじれたり(茎捻転)、破れたり(破裂)して急激な腹痛の原因となることが出てきますので、手術を考慮する必要が出てきます。捻転や破裂を起こすと卵巣が壊死する危険があるため、緊急手術が必要となります。
ダンナには「わかりやすく言うと、男でいうキンタマが巨大化してそれが根本からねじれて激痛で破裂してしまうかもしれないイメージなんじゃない?」といったら青ざめてた。ごめんて
【自覚症状】
娘を産んで6年。ありがたいことに健康体だったこともありお腹のエコーなどする機会もなく
子宮がんや子宮頸がんの検査や通常の健康診断は毎年受けていたくらいだった。
生理痛は不順で重いほう。量も多いほう。
ほんとに多いときは40cmのナプキンから漏れてしまうほど
ただ今年に入り仰向けになると下腹部がポコっと出てきたな?と感じることがあった。
食べすぎたかな?太ったかな?腸かな?便かな?
今思えば、明らかになにか今までにない塊があった。あれが卵巣嚢腫なんて誰も疑わないと思う。
半年前から生理前にお腹が激痛で動けなくなる日があった。そのときはいつもの痛み止めを飲めば通常の生活ができたのでそれで乗り越えていました。
1日目
【緊急搬送〜緊急入院】
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そのときは突然だった。
GW初日
夜中から生理痛なような重い痛みが続く。
「そろそろ生理か〜ウゥ…痛い」
朝起きて早起きな子どもの世話と
家事をしつつ、いつか治るであろう痛みに耐えながら過ごすもいつまでもソファーで横になっていられないので
10時に痛み止め服用
ダンナは寝てる
暇なムスメがばあばと(実母)あそびたい〜と言う
ママお腹痛いから直ったらね〜と言う
痛み止めが効いてきたタイミングで
母と待ち合わせして孫と遊んでもらおうと思い
運転して向かったら
突然の腹痛で汗が出て震えてきた
(あぁ…やばい…これどうしよう…母のところまでたどり着けるんか…やばい‥いたい…こんなの今までで一番痛い…)となんとか待ち合わせの駐車場まで到着して母に相談。
「今救急車呼ぶ?それか今すぐ近くの病院行かなきゃ」と病院へ連れて行ってもらう。
救急車なんて呼んだことないし、そんな申し訳ない…なんて思ってしまった。
痛みで歩くことも座ることもままならない状態で病院へ
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1ヶ月前にやった健康診断では何も異常はなかったのに
そこではとりあえず点滴を入れてもらい、痛み止めを服用。
レントゲンとCTを撮ってもらうと
「専門ではないのですが卵巣が大きくなっているようです。至急受け入れ先を探します。大きな病院へ行って詳しく診てもらってください」と。
救急車呼びますのでそれで向かってくださいと。
少し待つとサイレン鳴らしながら救急車到着
ダルビッシュ有似の救急隊員の方が優しく丁寧に搬送してくれた。
はたらく車のイベントでは乗ったことあったが
人生初めての救急車
ここで乗るとは思ってもなかった。
サイレンを鳴らしながら交差点に入るたびに(うわああ申し訳ない…申し訳ない🙏)という気持ちでいっぱいだった
ダルビッシュが私の手をダルビッシュの脇に挟み込み血圧を測られたことは覚えてる
救急センターに無事に運ばれ
お世話になったダルビッシュと他の救急隊員の方たちに深々とお礼をして
専門のドクターとバトンタッチ
内診とエコーの結果
卵巣嚢腫の茎捻転という卵巣のねじれが腹痛の原因ではないかとのこと
しかも大きさが赤ちゃんの頭を超えていると。
そんな巨大なものがココに!????ととても信じられなかった。
破裂したら大変なので緊急手術です。全身麻酔をしてお腹を大きく縦に切って取り出します。このまますぐ入院ですと言われる。
いやいやいやいや、まって
えっ?うそでしょ
お腹を?縦に?大きく?切るの?
ナニヲイッテル!??!?!??て感じだった
子どもは泣いちゃうし
ダンナは頭が追いついてないし
いやいやいや私がしっかりするしかねえじゃんて。
手術室の関係で翌朝9時から手術となった
痛み止めの点滴などを入れてもらい
そのまま車椅子で病棟へいき入院
もう外は夜になってた
部屋は婦人科に空きがなく
母子産科センターの大部屋となった
新生児の泣き声が聞こえる
なんて幸せな場所なのだろう
パワースポットよりもパワーを感じた
さすが、産科のお部屋は広くて快適
フリーWi-Fi完備はひかえめにいって神
この夜がほんとに地獄だった
まず痛み止めの点滴が効かない
これが地獄だった
強い坐薬を入れてもらって30分したら効きてきますよーと言われたのに30分経過しても効かない
出産時の痛みを逃す呼吸法を思い出し
鼻から吸って口から
スゥーーーーーーーーーーーーーとはくも
全然効果ない……
手術まであと2時間
自然分娩でいう破水後子宮口10センチの陣痛が一晩休むことなく続いてる痛さだった。
1分が何時間にも思えるような
震えながら手術の時間まで待った
血栓予防のストッキングを履いて
いざ手術の時間
【緊急手術〜全身麻酔】
車椅子で手術室までいって
麻酔の先生と話す
全身麻酔を点滴から入れます
酸素を吸ってもらい眠るように麻酔が効いてきます
呼吸も止めてしまうので喉に呼吸できる管を付けます。
終わったあとに喉に違和感がありますが徐々に回復します。
手術が終わったら目覚めます。
私が管理しているので安心してくださいと。
初めて入るけどよくドラマで観る部屋なので
ドラマとおんなじですねーなんて言ってた
実際は寒くて怖くて無機質な場所
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全身麻酔がかなり怖かった
呼吸止めるって??まっじ???つって
台の上でタオル1枚の全裸になって
強く苦しいほどに酸素マスクが押し当てられる
「麻酔入ります〜眠くなりますよ〜」
(怖い怖い怖い…)
次の瞬間、目を開けたらオペ終了してました。
体感2秒だったのに3時間以上もかかってた
意識がなくなるって怖い
尿管とかいつやったの?って
ぐるぐる朦朧としながら手術室をでる
ダンナが近づいてきてダーッと話しかけられたけど
何をいってるのか解らずドナルドダックかと思った
後で聞いたら、先生にいきなりワンクッション無しで箱に入ったこーんなに(両手出しながら)でっかい嚢腫見せられたよと震えてた。それ私がみたかったな…
全身麻酔は怖かったけど麻酔のスペシャリストが近くにいるし
最初に酸素を吸うときだけが苦しいだけであとは終わったらちゃんと目覚めるから大丈夫です
ワープしたような感覚
夕方くらいには意識がはっきり話もできた
麻酔で気道確保していたので声が出ない、出しづらい。
体が動かない。横向き大好き芸人なのに横を向けないのは辛すぎる。
傷はもちろん痛いし、点滴3本と尿管とオムツと酸素マスクと心電図と血栓予防の足のマッサージ機やら全身なにかを付けてサイボーグみたいに繋がっている
でもあの嚢腫の激痛から解放されただけでも
良かったと思えた。
そんなに巨大なのう腫がココに入ってたなんてね
ほとんど良性が多いのですが、私の場合ポコポコと集合体のように形成されていたらしいです。
この場合も良性なのか悪性なのかは検査に出してからでないと分からないので1ヶ月後にわかります。
悪性の場合は再手術や抗がん剤治療などの話もされてビビり散らかしました。
緊急手術編 終
ここまで長々と読んでくださりありがとうございます。楽しんでいただけたでしょうか。
健康に勝るものはないですね。
専門家ではないので経験談として
ばあーっと書いてみましたが
質問などあったら𝕏やThreadsなどでも答えます。
次回は
入院生活編を思い出しながらアップします。
(鬼滅の刃みたいにいってごめん)
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