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3分で確認!! 本日の医療ニュース 2023/06/16号

医療業界で働かれている方々、また、医療業界に関心がある方々に向けて本日から情報の海の中から拾ってきた情報をピックアップしてお届けさせていただきます!

本日は最下部の【おまけ】コーナーにて現在SNS上で盛り上がっている“オンライン署名活動”についてご紹介しております。
「薬剤師に処方権を」という動きに賛同される方は是非ご確認いたくださいね😄

※同じ内容を「theLetter」というサービスでも配信しています。
こちらでメールアドレスをご登録いただけますとメールで記事が配信されますので、使い勝手の良い方でお楽しみください👇


それでは早速本日の気になったトピックスを紹介していきます👇


【本日のピックアップトピックス】

①後発品追補収載 初後発は11成分 アジルバに12社39品目参入 レブラミド後発品は収載見送り

本日収載される後発品についての情報です。

今回初めて収載されるのは以下の11成分となっております👇

・アジルバ錠12社39品目(AGあり)
・セララ1社3品目
・タルセバ1社3品目
・アトーゼット1社2品目
・ノベルジン錠1社2品目
・ジュリナ1社1品目
・レバチオ錠1社1品目
・アラミスト5社10品目(AGあり)
・タプロス点眼液1社1品目
・タプコム1社1品目
・ムコスタ点眼液1社1品目

それぞれの品目の詳細につきましては、参照元の記事やこちらの記事にわかりやすく記載されていますので参考にしてみてください👇


参照元↓


②卸経営トップ選任への反対推奨、スズケンや東邦も  アルフレッサに続き、3社ともISS社に反論

なかなか興味深い話題ですね。

ことごとく卸の経営トップの選任に対して反対を推奨している「議決権行使助言会社」とは一体なんなのでしょう?

調べてみたところ、以下の役割を担っているようです👇

企業が株主総会で提出する議案を分析し、賛否を機関投資家に助言する会社。取締役会の構成や株式持ち合いについて議決権行使の方針を開示しています。多くの企業に投資する機関投資家は詳しく議案の内容を検討する時間がなく、助言会社が作成するリポートを参考にしたり、推奨に従って議決権を行使したりします。米国のインスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)やグラスルイスなどが有名です。

三井住友DSアセットマネジメント株式会社

要するに、「忙しい投資家の代わりに投資対象先の企業を調べ、投資家の利益を最大化するための助言や情報を提供しますよ💪」といった外部調査機関のようです。

経営の透明性やガバナンスが徹底されているかどうかや、地球に優しい取組みをしているかどうかなどを総合的に判断し、企業価値を下げる恐れのある要因に関しては反対するなどもしています。

この議決権行使助言会社が権力を持つことに対しての問題提起もありますが、かといって投資家は必ずしもこの助言に従う必要はなく、最終的な投資判断は自らの責任の上で行うことになりますので、あくまで投資をする上での判断材料の一つといったところのようです。

しかし、日本の企業で多くみられる「トップにモノを言えない体制」や「自分にとって都合の良い人間で周りを固める」といった悪習を打開して古い体制から脱却するうえで、このような第三者機関の助言は企業の新陳代謝や自浄作用にも働くことが期待されます。

今回は談合問題が反対推奨の主な要因になっていることから、それぞれの卸が「今はクリーンです!」と株主に対して主張しています。

仮に各卸のトップが今回変わらなかったとしても「次はないぞ😰」という意識は嫌でも高まり、より投資家に評価される会社を目指そうという作用が働くことになりそうです。

今後の医薬品卸各社の動きに注目ですね✨


参照元↓



③「SOKUYAKU」で医薬品・日用品・食品の受注や配送可能に

「SOKUYAKU」が医薬品だけでなく「日用品」や「食品」のデリバリーサービスを開始しました。(※現時点では札幌市内から提供開始)

サービスの特長として、以下の5点が挙げられています👇

●配送時間をゆるやかにすることで、薬局・ドラッグストアの繫忙時でも対応が可能
●薬局・ドラッグストアでのお買い物に特化した、欲しい商品を見つけやすいアプリ画面
●1店舗から導入可能
●最短即日からデリバリーサービスの提供が可能
●調剤薬局を併設していないドラッグストアも導入可能

この機能を待っていた薬局や患者さんからすると、「遂にきたか!」という機能追加ではないでしょうか😄

HPやSNS等で積極的に季節の新商品や目玉商品などの情報発信をしている薬局が効果的にこのツールを活用してきそうですね。

この機能追加によって、薬局業界だけでなく「生協」をも脅かす存在になっていくのではないでしょうか。


参照元↓



ここでは紹介しきれなかったその他の医療に関するニュースを下記のTwitterアカウントよりご確認いただけます↓是非フォローしてくださいね(^^)

https://twitter.com/mednewswatchers?s=21&t=X1i_abaPvv9v6fHiP2wfsg




【医薬品供給情報】

こちらでご案内する情報は主に下記のサイトから情報を得ています。

https://drugshortage.jp/

医薬品の供給状況を確認できる大変便利で有難いサイトですので是非ご活用ください。

①Meiji Seika ファルマ


②興和


③沢井製薬


④日医工


⑤サンファーマ




こちらは主な情報元のDSJPさんの運営するTwitterアカウントです↓

https://twitter.com/dsjp_info?s=21&t=X1i_abaPvv9v6fHiP2wfsg

より早く情報を得たい方はこちらのアカウントをフォローするのがお勧めです(^^)



【その他のご案内】

①来る2024年診療報酬改定!情報発信者に聞くこれからの薬剤師

画像:アスヤクLIFE研修

研修内容

※申し込み後のご案内メールは、1週間前、数日前、当日と複数回に渡ってお送りしておりますので、直前にお申し込みいただいた方も今しばらくお待ちください。
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主催:一般社団法人薬局支援協会
日時:2023年6月18日(日)13:00~16:00(180分)
認定単位:2単位(日本薬剤師研修センター【G01】)
予定形式:オンラインzoom(研修単位発行)、YouTube Live配信(研修単位なし)
(※視聴URLは1週間前、数日前、当日と複数回お送りいたします)
参加費:無料
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▼開催目的

今回、初の試みで企画してみました!情報発信者に聞く第1回のイベントとなります。
近年、薬局を取り巻く環境は急速に変化しています。
2024年には診療報酬/介護報酬改定、第8次医療計画…更なる大きな変化が予想されます。
その環境変化を理解し、自薬局を適応させていくためには、いち早い情報収集が欠かせません。
情報収集の手段は多様ですが、現在はYouTubeにおいても有益な情報発信がされています。

得られた情報から学びへ。
そして個々の成長へ。
薬局関係者向けにそれらの情報を広く紹介し、薬局関係者の情報リテラシー向上に貢献します。
今回は、初の試み、YouTubeでご活躍の“特別ゲスト”に登壇していただきます!
情報発信者と一緒にこれからの薬剤師についてあらためて考える機会を提供します。

アスヤクLIFE研修

セミナーの詳細とお申し込みはこちら👇




【おまけ】

薬剤師に処方権を  〜薬剤師が専門性を発揮し、真に国民に貢献できる制度に〜

画像:Change.org

現在、SNSを中心に盛り上がっており、個人的にも大変注目しているオンライン署名活動のご紹介です。

薬剤師の方はもちろん、そうでない方でこの活動に共感される方は是非オンライン署名活動に参加されてみてはいかがでしょう。

あなたの行動が医療業界を変える大きな一歩になるかもしれません✨

私たちは、薬剤師や医師らによる有志のグループです。諸外国ではすでに認められている薬剤師の処方権を求めて、この署名活動をはじめました。
 処方権がないことで、現在では軽微な処方の変更すら薬剤師はできず、いちいち医師に判断をあおいで非効率な状況となっています。
「用法と部位が抜けておりますのでお教えください」
「眠前ではなく就寝直前ではないでしょうか?」
「一包化のご指示をいただけますでしょうか?」
薬局内に虚しく響き渡る声、
「処方におかしな点があるので、このままでは薬を渡せません・・・」
薬局からの不毛な疑義照会は、医師にとっても煩わしく、大事な診察時間を奪うものとなっています。現行制度では、医師に確認をとらなければ、薬剤師は何もできず、ただ患者に薬を渡すだけの存在でしかありません。医師・患者・薬剤師の全てに余計な手間と時間、コストを費やしています。
 今、日本は未曾有の超高齢化社会を迎えています。数少ない医師に確認を取らなくても薬剤師が自ら判断して動ける体制を構築することが喫緊の課題です。
また、医師と薬剤師、コメディカルが互いを尊重し合い、みんなが対等な立場で意見を言いながら、それぞれがその専門性を十分に発揮して、医療を進めていくことが重要です。それは病院内だけでなく、街の薬局でも同じことが言えます。私たちは、現状ほとんど専門性を発揮できていない薬剤師の能力を解放して、その能力を存分に発揮できるように法改正を求めています。薬剤師が専門性を十分に発揮することで「質が高く、緊急時にも迅速に対応できる医療」を実現したいです。
どうか広く皆様のご賛同をよろしくお願い申し上げます。日本の医療を、先進諸外国にも引けを取らない制度に変えようではありませんか。


<今回の「処方権」の定義>

疑義照会簡素化〜零売〜独立型まで
グラデーションあるものを範囲としています。
疑義照会簡素化→全薬剤師
独立型処方権→上位層薬剤師
高度になるにつれ、満たすべき薬剤師の条件を厳しくする。
というイメージです

私も初めてオンライン署名活動に参加してみましたが、名前とメールアドレスの入力だけで簡単に行えました👌

その後、任意でこの活動にお金を寄付したければ寄付もできるようですが、私は寄付はせずにTwitterやこちらでこの活動をシェアすることにしました😄

活動についての詳細や賛同される方はこちらから👇





本日の情報は以上です。
それでは次回の配信もお楽しみに♪


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