考える力がつく本-池上彰

#読書記録 2021.01.11 3冊目

■この本から学んだこと

・ニュースを見たときに、「そもそも、それってどういうこと?」という疑問を抱くこと。このことで、自分の基礎知識のどこに欠損があるかわかるので、これを調べて補うこと。

・「それで得するのは誰なのか?」を考えること。利害関係を考えることで、そのニュースを読み解くきっかけになる。

・情報を流す側の動機を考える。何らかの意図があって流していると推察されるので、その情報が正確なのか、価値があるものなのかを考える鍵になる。

このへん、できていないなあと思いました。
私は「すぐググる」はできているのですが、「検索結果の記事はあとで読もう」になりがちです。ゆっくり読みたいから?でも、そうではなくて、ちゃんと時間を設けて、検索した直後に読んだほうが、頭に残るし吸収効率がいいのだろうと思います。これ、自分の行動を変なきゃ!!

「わかる」とは自分がこれまで持っているバラバラの知識がひとつの理論のもとにまとまったときです。いわば、知識と知識の関係を示す補助線を引くということです。
出典 考える力がつく本-池上彰

私は「これは今私ができていないことかも…」と思いました。知識と知識がつながっていないとすれば、それはインプットとアウトプットが足りていない証拠だと感じました。「これはどういうことか」を考える癖をつけよう!!

・考える力を身につけるためには、毎日のフロー情報(テレビのニュースなど日々新たに伝えられすぐに消えていくもの)から「わからない」を見つけて、わからない部分をストック情報(本や辞典のように保存され、いつでも見ようと思えば確認できるもの)にあたってみること。ストック情報で基礎がわかることで、日々のニュースの流れや経緯、歴史的背景がわかるようになってくる。

これもできていないなあ。そうしたらいいのはわかっているけど、実際に毎回できているかというと、できていないことばかり。知識の習得に、近道はないということですかね。基礎的なことを、まじめにコツコツと。頑張らなきゃ!

自分で考える技術を身につけるために、コンサルタントなどはよく「空」→「雨」→「傘」の発想法を用いるといいます。
空「出かけようと思って空を見上げると雲がかかっている(事実確認)」→雨「少ししたら雨が振りそうだ(事実解釈)」→傘「傘を持って出かけよう(判断)」といった問題解決方法です。
出典 考える力がつく本-池上彰

この問題解決方法は昔上司に教わったのですが、上司の創作だと思ってました(笑)アメリカの大手コンサルティング会社であるマッキンゼーアンドカンパニーでも使用されている問題解決手法だそうです。
個人的には、この「事実解釈」が人それぞれの経験やバックグラウンドによって異なり、判断が変わると思っています。正解なんてないわけだから、人それぞれでいいわけなんですが、私は「より人を笑顔にできる解釈は何か?」という軸を持ちたいなあと思います。

ビジネスパーソンなら、自分の仕事に関するジャンルの本はまず読んで勉強するのは当然でしょう。その場合は、こうして基本になる数冊を読むことから始めましょう。
出典 考える力がつく本-池上彰

これ、以前後輩に言ったらパワハラ扱いされました(笑)
池上さんに言わせると、ひとつのテーマで5〜6冊読むと、その分野の教科書的な本2〜3冊に出会うことができる。ここを入り口に勉強しなさいとのことでした。
私自身もこれが毎回ちゃんとできてるか?というとできていないので、私は業務知識を身につけて正しい判断をするためにも、やろうと思います。そしてそれを他人には求めないことにします。パワハラ扱いされるから(笑)

・何か新しいことを知りたいと思ったら、新書がおすすめであると、この本の中で池上さんは言っています。新書なら2時間あれば1冊読めて、その分野のことがざっくりわかることが理由だそうです。
また、速読は必要ないと池上さんは言っています。大事なのは速く読むことではなく、「内容をしっかり理解すること」で、読書量が増えていくことで次第に読むのは速くなっていくとのこと。
まさにこれだなあと思います。一時期速読法を学習していた時期がありましたが、内容が頭に残らないんですよね(笑)
今は、自分にとって理解したい部分をしっかり頭に残せるよう自分に合ったスピード読んで、noteでアウトプットすることで、だいぶ頭に残るようになってきた気がします。

・この本の後半では、「リーダーたちは何を読んできたのか」というテーマで、ユニクロの柳井社長や星野リゾートの星野代表など日本を代表するリーダーとのインタビューが載っています。その中で、「カラマーゾフの兄弟」や「深夜特急」がよく出てきて、名前は知っているが読んだことないなあ…と思いました。読もう!!
他にもたくさんの書籍が紹介されていて、次に読む本に困ったら、ここから選ぼうと思いました。

・知識を得たい、考える力を得たい、と思ってこの本を読みましたが、すぐに叶えてくれるようなテクニックはないのだなあと思いました。やっぱり、真面目にコツコツ、わからないことをわかるにしていくことが大事。
あと、自分はわからないことを調べているようで、実は調べていないんじゃないかなあと思いました。グーグル検索で出てくる表層的な知識で満足して、わかったつもりになっているだけ。それではいつまで立っても考える力は身につかないと思うので、「ストック情報(書籍)にあたる」を習慣化しようと思いました。今年の目標ですね!あと11ヶ月あるわけだし、続けたら人生が変わるかも!?と思って楽しんでやります!

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