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想いを現実にするマインドセット

なぜ、このnoteでともっちさんや脳性麻痺のことを綴っているかは、下記のnoteをお読みいだたけたら嬉しいです。
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脳性麻痺で重度の障害のあるともっちさんには、吃音がある。

吃音とは、言葉がなめらかに出てこない言語障害の一つで、話していることが聞き取りづらかったり、理解できなかったりすることが生じる。初対面だと聞き取りづらいけれど、慣れると聞き取れるようになってくる。私も今でもたまに聞き取れないことはあるけれど、8割方介助者のサポートなしで聞き取れるようになった。

この吃音があるために、ともっちさんは知的障害と勘違いされることがある。言語障害だから、知的障害もあるという勘違い。
脳性麻痺という言葉の印象からも、その勘違いはよくありがちだ。
(実際に、わが伯母のように、同じ脳性麻痺でも知的障害のあるパターンもある。逆に身体的自立度は高い。脳性麻痺とひとことでいっても、障害の程度によってかなり異なる)

養護学校の頃の担任にもまた、脳性麻痺=知的障害というバイアスがあった。
ゆえに、ともっちさんは教科書がもらえなかった。
教科書で学ぶことができなかった。

養護学校では学べなかったけれど、ともっちさんは学びたいことを学ぶ。
専門学校で福祉を学んだし、今は、オンラインで英会話と物理を学んでいる。

障害と訳される大元の英語は、ハンディキャップ(handicap)からディサビリィ(disability)、そしてチャレンジ(challenge)へと変遷し、より用いられるようになってきたけれど、彼女を見ていると、challenged personという言葉が本当にしっくりくる。

自分が実現したいと思ったことを実現することに、一切の迷いがない。
本を出版した後の出版パーティのことを既に考えているし、全国の小・中学校や地域の図書館で自分の本を手に取る人たちの姿、何なら教科書に載っているイメージすらできている。

このイメージ力で、彼女はまわりを動かして、想いを現実に変えてきた。


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