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福岡の田舎メインに山梨の田舎とW田舎暮らし。医療福祉ライター。10歳男子と13歳女子の…

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福岡の田舎メインに山梨の田舎とW田舎暮らし。医療福祉ライター。10歳男子と13歳女子の2児の母。人生の最終章、認知症、がん等が主なテーマ。大昔歌舞伎研究者を目指していた流れで、キャリアのスタートはダンス雑誌編集者。当時は年間観劇100本以上。時々観劇日記と日々の徒然つぶやきます。

マガジン

  • Life notes 〜脳性麻痺と日々のこと〜

    Jリーグ開幕時からの大のヴェルディファンにして、大のビール好き。パラリンピック競技ボッチャの初代チャンピオンで、水泳の世界記録保持者だったことも。重度の脳性麻痺の障害者。24時間365日サポートを受けて自立生活を営むともっちさんこと山下智子の人生をライターである友人の私が綴るnoteです。

  • ぐるんとびじょん

    ぐるんとびーwatcher & supporterによるマガジン。 「地域を、大きな一つの家族に!」をモットーに、「Always Why?」の精神で、看護介護の福祉事業をツールに、地域を、社会を、耕し続けるぐるんとびー(神奈川県藤沢市)。このマガジンでは、ぐるんとびーおっかけの記録をつらつらと綴っていきます。不定期更新。 ※利益相反はありませんが、許可はいただいています。 ぐるんとびーHPはこちら→http://www.grundtvig.co.jp/

  • 本日のわかさん。

    教科書を使わない、森の中のちょっと風変わりな小学校へ通う娘の日々のできごとを呟きます。

最近の記事

  • 固定された記事

障害のある友人の代わりに本を出版する、は、単なるエゴなのかもしれないけれど。

歌舞伎研究者を夢見て大学院に進学したはずが、博士課程1年目、創刊されたばかりのダンス雑誌に心奪われて、編集部に出入りするうちに正式に働くことになったのはもう20年も前のこと。 ダンス雑誌の編集者からスタートしたはずなのに、縁あったがん患者・家族向けのサイトの編集者を経て、今は医療福祉ライター。 編集・ライターという意味ではずっと変わっていないのだけれど、飽き性の私がもう10年以上なんだかんだ医療福祉の世界に携わっているのは、生老病死という大き過ぎるテーマは飽きようがないからだ

    • 抜歯のはずが歯が残った案件

      何年来…どころか十数年来懸念だった親知らず。 現代人には珍しく4本まるまる残っており、びっくりされること多々。 虫歯になりそうでならなそうでなりかけて、ついに、まずは右の2本を抜くことに。 なかなか動かずちょっと抜きづらいかも、と心配されていた下の歯がなんとか抜け、下の歯ほどは苦戦しないと言われていた上の歯を抜く際、なんとなく折れるのでは??と感じていたらば。 「折れて、少し残りましたが、無理矢理取ることのほうがデメリットなのでこのまま残します」 って、やっぱりな!

      • 出版が決まったことを知ったのは、眼科の待合室だった

        久々に、noteを書くのはその後のご報告のため。 しばらく毎日のように書いていたnoteは、脳性まひの友人であるともっちさんこと山下智子の本を出版するためだったのだけれど、「これはなにか意味があるのか??」と、パタリとnoteをやめて、せこせこと水面下で動いておりました。 本を出版したい!という経緯はこちらのnoteに。 さて、娘のコンタクトをつくりに行った眼科の待合室。 スマフォでメールチェックをしていたらば…ともっちさんが一番望んでいた出版社から、「企画が通ったので、

        • シェイクスピア大先生の描く人間の本質『リア王』

          久々の観劇備忘録。 パルコプロデュース『リア王』@キャナルシティ劇場 一面ホワイト。 オフィスを思わせるウォーターサーバーとコピー機。 スーツを着た登場人物。 舞台装置も衣装もスタイリッシュな現代。 でも登場人物も時代も場所もリア王の世界。 その対比に、リア王の世界が現代と交錯するショーン・ホームズの演出に、まずは「このリア王はなんだ?」と、惹き込まれる。 それにしても、人間の本質をこれでもかと突きつけてくるシェイクスピア大先生の悲劇ときたら。 人間の業深さも、清ら

        • 固定された記事

        障害のある友人の代わりに本を出版する、は、単なるエゴなのかもしれないけれど。

        マガジン

        • Life notes 〜脳性麻痺と日々のこと〜
          26本
        • ぐるんとびじょん
          6本
        • 本日のわかさん。
          0本

        記事

          おいしいパンが焼けました

          最近一番のグッドニュース。 「おいしいパンが焼けました」 そのパンが一緒に食べられたらよかったのになぁと思うほど、そのパンはとてもおいしそうだったけれど、私のいないその場所でおいしいパンが焼けたこと、お腹も空いていないのにペロリと食べてしまうほど、そのパンがとてもおいしかったことこそがグッドニュース。 たぶん、こういうささやかな、いやむしろ、私の中ではとびっきりの、グッドニュースが聞きたくて、生きている。だけなのかも。

          おいしいパンが焼けました

          モノ言うマイノリティが世界を変える

          ビールが好き。 ヴェルディが好き。 そしてゲームが好き。 重度の脳性麻痺で手足が不自由なともっちさんこと山下智子にとって、コントローラーをいかに操るかは死活問題。 そんな中で出会ったのがHORIのHAYABUSA。 ボタンの機能を入れ替えることができるため、必要な機能を手が使える範囲に持ってくることができる。 別に障害者向けに作られた製品でもなんでもないのだが、ゲームに勝つための究極を目指した結果、障害があるともっちさんにも、それなりに使い勝手のよい製品となっていた。

          モノ言うマイノリティが世界を変える

          朝ドラと寅子と

          NHKの朝ドラ『虎に翼』が始まった。 前回の『ブギウギ』は、ヒロインの趣里さんのハマり役っぷりを大いに堪能させていただいたけれども(モデルとなった笠置シヅ子さんもなんだか動き一つをとってもコミカルというのか、妙に人を惹きつける引力のある人だけれど、その笠置シヅ子さんを演じるのに趣里さんこそぴったりな人はいなかったと思う)、その前々回、主人公の神木隆之介さん演じる植物学者・牧野富太郎をモデルとする槙野万太郎の言動に、「あんたも人間を大きく分けたら、この類。遠くで見ている分には

          朝ドラと寅子と

          No Game No Life

          今日〆切の原稿を仕上げていたらば早お昼。 どんなコンディションでも〆切は厳守。 書くしかない、〆切って偉大。 (逆に〆切曖昧が沼にハマってしまうことがあって一番厄介) ここ数日ネタ合わせのタイミングが合わず、困ったことにともっちさん(脳性麻痺の友人。毎日noteも彼女の本の出版をきっかけに始めた)の添削済み原稿がない。 やむなく、違うネタで書いてみるもイマイチしっくりはこない。 そして、朝投稿に間に合わない(苦笑) 久々のともっちさんとの打ち合わせで、今日は視線入力ゲーマ

          No Game No Life

          おさるのジョージ、当てるよね

          春休み最終日。 年末年始を一緒に過ごした義理の母の元でも目にあまる暴言暴挙を繰り返していた我が家の暴君(もうすぐ「てんさい(10歳)になると喜んでいる息子)に、「愛情不足ね」とひと言。 それに対して新中2になる娘がすかさず「それはないね。むしろ愛情注がれすぎ」と返し、「じゃあ、愛情のかけ方の問題ね」と、義母からの相変わらずの的確なひと言をいただいてから数ヶ月。 「おっしゃる通りでございます」としか言いようがないのでありがたく受け止めるも、対処法がすぐに見つかるわけでもな

          おさるのジョージ、当てるよね

          『マイノリティデザイン』に、いま出会う

          課題図書リストに加わった、澤田智洋さんの『マイノリティデザイン』。 共感と好きしかない言葉たちと思考であふれていて、医療福祉の分野に、言葉の世界に、医療福祉ライターとして10年強関わってきて、なぜこの人を見逃していたのか、その摩訶不思議さにむしろびっくりしながら、読み進める。 いかに医療や介護の狭いある一定分野の仕事に関連する文献や論文ばっかり読んでいて、視野が狭くなっていたかを思い知る。すぐお隣の障害のことどころか、そもそも医療福祉の世界だっていろんなことがびっくりする

          『マイノリティデザイン』に、いま出会う

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          銀行での用事を済ませて、娘のお迎えまでにぽっかり空いた1時間。 図書館かカフェで課題図書を読むことにするかと、八女市福島(福岡県)の白壁地区をぶらぶら歩いているうちに、「おもやい」が見えてきて、代表の中村さんはいらっしゃるだろうか?と覗いてみる。 近くに住んでいるというのに数ヶ月ぶりに訪れたおもやいは、3月21日にグランドオープン、1周年。元々のオーナーだった会社から独立をして、中村さんが新たなスタートをされていたことを知る。 八女市福島の伝統的建築物群保存地区にある、明

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          ヴェルディと車いす席と介助者

          と、まずは、ヴェルディの初勝利の喜びから(笑) このnoteでは、脳性麻痺である山下智子ことともっちさんのことを友人であるライターの私が綴っています。その背景は、下記のnoteに。 (いいね!やフォローいただけたら、さらに喜びます) そう思ったから、伝えただけ。 週3〜4回練習を観に通い、週末は試合を観ていたら、当然ヴェルディ側にも選手だけでなく顔が知られるようになってきた。 コアなヴェルディファンとも顔見知りに。 ヴェルディ側に伝えられる関係性ができていたからこそ、で

          ヴェルディと車いす席と介助者

          介助者は、ビジネスパートナー

          24時間365日のフルサポートを必要とする障害者である私にとって、介助者は、ビジネスで契約している、生きていくために必要な人たちだ。 ロボットには代えられない存在だけれど、ビジネスで契約している、というところがポイント。 たとえば、プールに行くときは、水着になることに抵抗のない介助者と。 zoomを使うときには、zoomに慣れた介助者だとスムーズ。 ピアノの和音を手伝ってほしいときには、ピアノの経験者。 だから前もって予定を立てて、その予定に合った介助者に来てもらう。

          介助者は、ビジネスパートナー

          ヴェルディと自立生活と25番

          なぜ、このnoteでともっちさんや脳性麻痺のことを綴っているかは、下記のnoteをお読みいだたけたら嬉しいです。 (いいね!やフォローいただけたら、さらに喜びます) ヴェルディの練習を観に行った、初めての日。 帰り道、大人になったら、この近くに住むと決意した。 今日に続く昨日のnoteはこちら 20歳になって物件を探しに不動産屋へ行ったら、当時は車いす利用者だからという理由で門前払いされた。仕方なく住みたい街をブラブラ歩いていたら、空き部屋らしい部屋を見つけた。 「

          ヴェルディと自立生活と25番

          ヴェルディと私と脳性麻痺

          なぜ、このnoteでともっちさんや脳性麻痺のことを綴っているかは、下記のnoteをお読みいだたけたら嬉しいです。 (いいね!やフォローいただけたら、さらに喜びます) 初めてヴェルディの練習を母親と一緒に観に行ったのは中学生のとき。 当時は公共交通機関もバリアフル。 練習場の最寄駅からのゴンドラも乗車拒否された。 なんとか練習場にたどり着いたものの、見学スペースに行くまで階段。 車いすから降りて、母親が私を抱えようとバタバタしていたら、選手がその様子に気が付いた。そして、

          ヴェルディと私と脳性麻痺

          ピンクの“上履き”と、ふしぎ発見!

          4月はこれだなと妙に納得したエイプリルフール。 これ と の違いについて想いをはせるエイプリルフールの朝。 川久保玲という天才的なデザイナーと「コム デ キャルソン」という記号が脳内で結びついてしまう人たちには、誰からみたって“学校の上履き”にしか見えないその靴が“学校の上履き”以上の何かに変換されてしまう不思議。 不思議といえば、この10年程テレビのない生活を送っていたし、『世界・ふしぎ発見』を観ることもなくなっていたけれど、子どもの頃は好きな番組の一つだったよな

          ピンクの“上履き”と、ふしぎ発見!