障害のある友人の代わりに本を出版する、は、単なるエゴなのかもしれないけれど。
歌舞伎研究者を夢見て大学院に進学したはずが、博士課程1年目、創刊されたばかりのダンス雑誌に心奪われて、編集部に出入りするうちに正式に働くことになったのはもう20年も前のこと。
ダンス雑誌の編集者からスタートしたはずなのに、縁あったがん患者・家族向けのサイトの編集者を経て、今は医療福祉ライター。
編集・ライターという意味ではずっと変わっていないのだけれど、飽き性の私がもう10年以上なんだかんだ医療福祉の世界に携わっているのは、生老病死という大き過ぎるテーマは飽きようがないからだ