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医学部に合格するために(してからも)役立った5つのこと

おはようございます,物書きになりたかった医学生あさひです。

とある国立大学医学部に合格後,バイトで個別指導を行っています。主に受験生を担当することが多いのですが,もう6年も続けているとさすがにアマチュア講師とはいえ,様々なノウハウやピットフォールやチップスといった類のものがたまってきます。いまはバイトとはいえ企業に属しているので具体的なことは職を辞してからいつか述べたいと思うのですが,大まかに感じていることだけ。非常にシンプルで,かつ大学入学後も役立ったことを整理しようと思います。まだそんなことを語るに値しない経験値ですが,少しだけ。

1.読書量

幼少期からの圧倒的な読書量は,確実に思考力を養います。これに関しては色んな意見があると思いますが,僕は間違いないと思っています。幼少期からでなくとも,遅いということは絶対にありません。しかし,幼少期からスマートフォンやタブレットなどで得られる娯楽(動画,アニメ,SNS)に親しんでいて,それに慣れてしまっていると,読書を退屈だと感じる可能性が高まる気がしています。文字を読んで理解するというのは,情報を得る方法として大きいウェイトを占めるので,これが易々とできる人は強いです。

2.空間認識能

小さい頃でいうと,積み木やレゴブロックで遊ぶこと。勉強面でいうと,空間図形をイメージする習慣があるかどうか。図をたくさん書く経験を積んだか。これは算数や数学の成績にも関連してくるし,人間の体の構造を把握する上でも重要だと思います。僕はこれが苦手で苦労しています。

3.計算力

基本的な計算が素早く,正確に行える能力は非常に重要です。この力は,大まかに何かを概算する,というスキルにもつながるし,理系で必要なセンス(これをなんと表現していいのかわからないけれど,確実に存在する)にも関係していると思います。

4.化学

受験ではいわゆる物理化学選択だったので,最も役に立つであろう生物は大学から学んだのですが,化学も役に立っていると感じます。高校時代は某予備校の人気講師の授業が好きで通っていました。その先生は,毎回授業を延長して楽しく化学を教えて下さるスタイルで,難しい問題をやったり課題をやらされたりということは全くありませんでした。毎週その日は座ってその先生の話を聞くだけなのですが,とても楽しみにしていました。どうやらそれは僕に合っていたみたいで(もちろん問題集などは自分でけっこうやりましたが),おかげで化学だけでなく科学全般に言える最低限の考え方は習得できた気分でいます。合格後も,個別指導で6年も化学を教えるご縁を頂いたおかげで,その重要性を実感しています。

5.頭の整理の仕方

これは高校生の時代からできていれば良かった,と感じていることなのですが,勉強時間を増やすだけでなく,頭を効率的に整理することも必要です。今でもできているとは言い難いのですが,

「今から学習することの全体像を目次などでとらえ,分類や用語の定義を確実に知ったうえで,一つ一つの目次という引き出しの中に知識や考え方を収納していく」

この表現で人に伝わるかどうかはわかりませんが,これが最も重要だと思います。言い換えると,

「自分の学習していることを枠組み化・構造化して理解し,タグをつけるイメージで記憶し,別の物事を考えるときに使えるようにしておく」

とも言えます。

例えば,マーケティングの考え方の指南書を読んだときに,細かい筋は忘れてしまっても構わないので,「なるほど,マーケティングというのはざっくりいうとこういう考え方をするフレームワークのことなのか」という理解をし,「何か行動を起こすときにルーチンとしてそのフレームワークを使ってみるべきもの」というタグをつけて記憶し,「今度のプレゼンテーションをする機会の時に,マーケティングのフレームワークを少し取り入れてみよう」と応用するわけです。細かい内容というのは,何事もその道のプロになるぐらい毎日使っていないとなかなか覚えきれないと思うので,その指南書に戻ればいいと思っています。


偉そうに述べてきましたが,特に5番は本当に強いと思います。他にもいろんなフレームワークはあると思いますので,追って勉強してみたいと思います。

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