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新卒編集部員の1年目体験記!記事制作に必要な基礎知識とは

こんにちは、mediba編集部の下舘です。前回は自己紹介をせず本題に入ってしまったので、私のことを少しお話します。

私は2020年に新卒でmedibaに入社し、編集グループに配属されました。元々「書く仕事がしたい!」と言っていたので念願叶っての配属ではあったのですが、仕事としての編集やライティングはまったくの未経験。配属されてから急に「私にやっていけるのか……?」と大きな不安に駆られたことを覚えています。

もしこれを読んでいる人のなかに「編集に興味がある」という学生さんがいたら、同じ不安を持っているかもしれません。

今回はそんな不安を和らげるため、新卒でmediba編集グループに配属された私の1年目の体験談をお届けします。はじめて飛び込んだ先でどんなことをして、どんなことを学んだのか。少しでも参考になればと思います。

はじめての記事制作。“書く”以外のタスク量に驚いた

諸々の研修を終え、配属先での業務を覚えた頃、はじめて本格的な記事制作を担当することに。媒体は広報ブログの『mediba+』で、テーマは「2020年のニュースを振り返る」というものでした。

medibaがニュースサイト『au Webポータル』を運営していることから出てきたという案でしたが、決まっているのはここまで。

記事のスタイルやビジュアルなど、あとはすべて私と同期の2人に任されました。とはいえ2人とも何をどうしたら良いのかまるっきりわからない状態だったので、経験豊富な編集グループの先輩に付きっ切りで教えてもらうことに。

ここから私のはじめての記事制作がスタートします。

ただ「記事制作」と一口に言っても、踏むべき過程はこれだけあります。

自分個人でブログやnoteを書くときは「さあ書こう」と最初から文字を打ち始めてしまいがちでしたが、編集の仕事はそれではいけなかったのです。

ターゲットと目的をしっかり定義して企画を立て、ネタを選定し、最適な構成、見せ方を考え、それらが固まってやっと執筆となります。執筆に入ってからもデザイン依頼や責任者への確認、スケジュール調整や公開準備などなど、たくさんのタスクが積まれています。

当たり前のことかもしれませんが、当時なんにも知らなかった私は、まずそのタスク量に驚きました(書く以外にもこんなにやることがあったなんて……)。

どれもはじめての経験でてんやわんやでしたが、とくに苦労したのが最初の企画を固める部分でした。

基礎知識として教わった記事企画の考え方

ここで教わった記事企画の考え方は、いまでも記事を書く際に必ず通る基礎の部分。その中身を以下でお伝えします。

企画を考えるのに、まず最初に考えなければいけない要素は2つ。

「ターゲット」と「ゴール」です。

ターゲットは記事を読んでもらう人物像のこと。はじめに「この記事をどんな人に届けたいか」を明確にしないと、記事の内容も形式も見せ方も考えられません。

ゴールは「この記事を読んだターゲットにどんな効果をもたらしたいか」。たとえば「今年のニューストピックを押さえてもらう」といった、記事を読んだ後のターゲットの状態や行ってほしい行動になります。

ここをしっかり定めておかないと、誰にも刺さらない完成度の低い記事になってしまいます。ターゲットはどんな人で、ゴールに向かうにはどんな記事が必要か、深掘りして考えなくてはいけません。

私たちの場合は、ターゲットを「ニュースに詳しくない学生」に、ゴールを「今年のニューストピックを押さえてもらう」としました。

じゃあそのためにはどんな記事が最適なのか、企画軸を固めるまでは何度もうんうん唸って考えました。企画を固めて諸々の工程を経て、やっとの思いで出来上がったのが以下の記事です。

ニュースに詳しくない人でもわかりやすいよう「キーワード」でトピックを紹介し、さらにエンタメやスポーツなどの親しみやすいキーワードを挟んだりビジュアルを工夫することで、気軽に最後まで読み進められるようにしています。

いま見ると色々と改善点がありますね(笑)。ただ、公開した当時の喜びと安堵感はとても大きいものでした。

3年目のいま、振り返って

ここでは企画の考え方以外にも、構成、デザイン、執筆など本当に多くのことを吸収しまくりました。ここから記事を世に出す経験を重ねて、私は今年3年目になりました。

周りの人から本当~~にさまざまなことを教わり、編集グループの一員として着実に前に進んでい(ると思い)ます。まだまだ学ぶべきことは山ほどありますが、ちょっとは成長できたかなと思える今日この頃です。

経験もないのに興味本位で飛び込んでみた場所でしたが、何事も動いてみないとわからないことだらけです。もしせっかく興味を持ったなら、とりあえず気持ちに従って一歩踏み出してみてください。mediba編集部はいつでもお待ちしています。

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