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『ふるさと東京今昔散歩 第1巻 浅草編』重版出来上がりました!

こんにちは。メディアパルです。

今年にはいって、フォトパブリッシングさんの重版のお知らせ3回目です。すごい勢いです。発売後反響が大きく、品切れていた『ふるさと東京今昔散歩 第1巻 浅草編』の重版が出来上がりました。

こちらは、今昔を懐かしい時代のさまざまな古絵葉書、古写真、古地図とともに詳しい解説でご紹介するシリーズの第一弾で、第二弾、「羽田・大森・蒲田編」が発売になったばかり。どちらも好評で第一弾の「浅草編」の勢いもとまりません。

カバー帯付き_ふるさと東京今昔散歩_浅草編

絵葉書研究の第一人者である生田誠さんと、THE ALFEEのボーカル&ギターである坂崎幸之助さんの共著です。あとがきによると、お二人の出会いはとある骨董市の絵葉書を扱っているお店の前だそうです。その後親交を深め、この本の出版につながりました。
この本での役割分担は、坂崎幸之助さんは「今の浅草を撮ることと柔らかめのコラム」、生田さんは「硬めのコラムと全体の構成」。絵葉書をそれぞれに持ち合って、お互いの得意分野でコラボをしたそうです。

ページをめくっていただければわかるのですが、なかなかの見応え読み応え!東京や浅草によく行く人でなくても、味わい深く楽しめる一冊かと思います。

最後にちょっとだけ、坂崎幸之助さんのまえがきをご紹介します。この文章がまた素敵なんですよねえ…。

僕が生まれ育ったのは墨田区吾妻町(現在の立花)。実家は小さな酒屋だが十人近い大家族。その末っ子として生を受けたため、周りの大人達に囲まれて、やたら頭でっかちなマセたガキでした。街の小さな酒屋とはいえ、当時は今と違って週のうちの六日間は鬼のように忙しく、親父と叔父たちは一日中配達を、それこそ閉店時間近くまで続けていたのを覚えています。それでもたまに浅草や上野に連れて行ってくれたのは、今にして思うと親の心子知らず、本当に感謝の気持ちしかありません。大人になって浅草の魅力を再発見し出した昨今、子供の頃そこで見た景色、経験は自分にとっての宝物だと改めて感じます。浅草の今昔物語(奇譚)には、幼い自分へのノスタルジーと、大人になった自分にとっての浪漫が詰め込まれているのです。

まえがき一部抜粋
『ふるさと東京今昔散歩 第1巻 浅草編』
定価1650円(本体価格1500円+税10%)
発行:フォト・パブリッシング
発売:メディアパル


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