見出し画像

25卒内定者就活記録(三大出版②)

内定先:出版大手2社、1社最終辞退
学歴:都内国立大学
ガクチカ:人力車

【最初に】

第一志望の出版大手に内定をいただくことができましたが、出版以外全くやる気が起きなかったため他社をまともに受けておりません。なので就活全体としては参考にすべきではないと思います。しかし出版対策はおそらく全出版志望で一番やりましたし、実際結果にも出ています。出版就活対策(漫画)としてどの程度のレベルが合格安全圏か、どの程度を目標とすべきか、という考え方で読んでいただければ幸いです。

【就活の流れ】

出版を第一志望とすることは昔から決めており、その練習として夏にテレビのインターンを受けようとしたところから始まります。GMFに興味をもったのは6月のTwitterイベントからです。TBSインターンESの解説を行っていたGMFについて調べたところ、圧倒的な実績を見てすぐに入塾を決めました。

・6月 就活開始
出版の前哨戦としてテレビのインターンにESを出しました(TBS、日テレ、フジテレビ、テレビ東京)その内TBS・日テレに参加できます。その他の企業は説明会に参加しても志望動機が思いつかないので出していません。また、早期内定があると安心できるかと思いP&Gの夏選考に応募します。

・7月〜8月 夏インターン期
元々テレビを全然見ないので、インターンではかなり苦労することになります。しかしここで読んだ企画術の本(3冊ほど)や、ある種テレビへの批判的見方としての「面白いとは何か?」「自分が何を面白いと思うのか」という自問自答は後々生きてきます。またP&Gは志望動機の浅さが原因で落ちます。

・9月〜12月 冬インターン準備期
講談社の冬インターンが12月にあり、その選考のためのESを書きます。このインターンは本選考に本当に関係ないと思いますが、ここでESを書く訓練は本選考のESに生きてきます。本の選評や触れてるコンテンツの幅の広げ方などを学びながら、地力を高めてました。また学チカが足りないので人力車のアルバイトを始めます。研修が13回程度必要なので週4でシフトを入れて研修をいれていました。インターンはNTT東日本の早期選考に出しますが、GDで落ちます。また、PwCのビジコンの本選考も出しますが志望動機の浅さが原因で落ちます。テレビに関してですが、情けない話まったくやる気が起きず何もしていません。

・1月〜2月 出版ES準備期
2月頭の提出日に向け、出版用のESを何度も書きます。この時期は①摂取が足りていないコンテンツを摂取する②ESを描き直す。③添削してもらう。というサイクルを毎日繰り返していました。ここが本当に踏ん張りどころで、ここの完成度が今後の就活を9割決めます。面接でどう答えるか、ということを意識してとにかく練ってください。ここで「ESを通過するためのES」で終わってると、後々深いことを言おうとしてもESとの矛盾が気になり最大限のパフォーマンスが発揮できません。この段階で「面白いとは何か」「キャラクターを魅力的にするものは何か」「漫画に一番大切なものは何か」という問いに対して自分なりの答えを見つける必要があります。

・2月〜3月 筆記試験・面接期
ES提出後、面接練習は毎日2〜3時間やってました。本当に毎日なので連続40日以上続けたことになります。ゼミ生でも多い方ですが、内定者は僕以外もほぼこれに近い状態です。ゼミ生同士で声を掛け合って習慣にすることが肝要です。出版特有の筆記試験はGMFに過去問がありますのでそちらを見ることで効率的に対策することができました。

通年でやっていたこと
僕は元々漫画をよく読む方でした。所持冊数は1800冊程度。漫喫で例えるなら大体全体の1/3は読んでいる程度でした。しかしそれだけでは全然足りず、一年を通して漫喫に通い大体1/2くらいは読んでいる状態になりました。それでも直前期には足りず、漫喫に行く手間と時間が惜しかったので電子書籍で250冊分くらい漫画を買います。おそらく漫画を志望する以上それなりに読んでいると思いますが、このくらいは読むべきだと思います。今でもなんとか乗り切っただけで、十分な冊数ではないと感じています。

【GMFの使い方】

〈講義〉
参加することで就活のモチベーションを保っていました。やる気が全く湧かないときも、最低限今自分がどれだけ何もしてないか把握することに役立ちます。ずっと参加していたおかげで出版対策には出遅れずに参加できました。

〈ES作成〉
読みやすい理路整然とした ESのお手本が山ほど参考資料としてあるので、参考に書けばESで落ちることはほぼほぼなくなると思います。

〈ES添削〉
インターンから本選考まで、通年で何度も活用していました。特に出版社のESは分量が多いため、チューターさんや同期、OBなど、沢山の方に完成まで二か月間も協力していただきました。出版志望の方は「『ありのままの自分』」というようなレトリックに頼ったESにどうしてもなりがちです。そこを他人の目から批判してもらい、ESを斜め読みした面接官にすら伝わるような平易な文章に直すことは必須なので、何度も何度も添削に出すべきです。

〈模擬面接〉
同期とともに毎日練習しました。GMF的な論法を理解しつつ客観的な目線でのダメ出しをくれる就活仲間の存在はものすごく有用です。ぜひ自分と同等がそれ以上の人と面接練習してください。

【GMFを受講するメリット】

・ES、面接の合格ラインを知ることができる
よく「就活は大学受験と違い合格最低点がわからない」という言説があります。これに関して言えば、GMFでは内定者の ESと面接記録を見ることができ、合格ラインがどこかを知ることができる点でものすごく優位に立てます。また、重ねてになりますが出版志望はレトリックに頼りESや面接の方向性がおかしくなることが多々ありますので、きちんと参考資料にあたることをお勧めします。

・同期の存在
守備範囲外(僕で言えば少女漫画やBL)のことへの造詣が深い同期はものすごく参考になります。また、同じくらいの実力で客観的に見てくれる存在というものがいると自分が方向性を見失っていないか常にチェックすることができます。

【GMFを受講するデメリット】

ないです。強いて言えば受講料はネックかと思いますが、生涯年収がウン千万変わることを考えれば大したことないと思います。

【就活を終えて】

出版を受けるにあたって、仮想敵を想定してみてください。その人は「早慶でも上位のコミュ力」「早慶でも上位の地頭の良さ」「早慶でも上位の学チカ」「普通の人の数倍の読書量」を持ち合わせた人です。これに勝つには「内定経験があり合格ラインまで導いてくれる先輩・講師」「必要な努力をするための参考資料」「内定者でも上位になるほどの努力量とそれを支えるペースメーカー」が必要不可欠です。ぜひGMFに入り、受かるべくして受かりましょう。


この記事が参加している募集

就活体験記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?