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本当のことをわざわざ言わない

大人とは結局、「本当のことをわざわざ言わない人」のことである。

大人には、その程度で十分なれる。
かんたんだ。
しかも、そのスキルがあれば、十分社会に適応できるし、当面困らない。

これを「人間関係のマサツを避けているだけの腰抜け」と評する人もいるかも知れない。
でも、それは多分違う。違うだけではなく、的外れだ。

それは「人間関係のマサツ」を避けて立ち回ることこそ、世渡りの本質だからだ。

感情を表に出したら、思ったことをそのまま口にしたら、大人同士は「戦争」になる。
実際、ソクラテスは「思ったことをそのまま言った」から、殺された。
そういう意味では、彼は「大人」ではなかった。
(参考:いくら正しくても、失礼だと敵視され、殺されてしまう。
「話せばわかる」という言葉は美しいが、残念ながら、人間同士は話してもわからないどころか、話したら殺し合いになることもあるのだ。

「大人」とは「本当のことをわざわざ言わない人々」

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