詩『コノ国ヲ寛容が占領スル』
会社と日本に
活力を送り込む
心臓のような
勤労。
オーバードーズなら
毒へと
変貌を遂げ
体中に
蔓延なら
命にも
最後のあいさつ。
個人差のある
個人。
定時に
別れを告げても
勤労を
捧げることができれば
貨幣と
繋がるのも
魅惑的な
事実。
勤労を横目に
両足を
帰宅に捧げるのも
気が引けるだろうか。
互いに
納得の中なら
保たれる
平安。
言葉で繋げて
橋を架けるのは
政府と会社の
力量。
納期やら
発車時刻やら
列島全体を
少し
緩い空気に
浸けてみるのも
恐怖を潜ませながらも
希望にも満ちた
試み。
儲けを
一番に考えることが
一番の儲けに
繋がっているだろうか。
追い込む牧羊犬も
追い込まれる羊も
一人でこなして
家で脱ぐ
着ぐるみ。
いがみ合う
歪み。
許す心が
飛び交う
社会。
敬愛する
世界一。
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