詩『他人の評価の食べ時』

次々に

心奪こころうばわれ

関心の

入り口。

噂に揺れる

創作の下

果実をつける

他人の声。

夜空を舞う

白鳥にも

引けを取らない

作品を彩る

装飾。

月明りに

はぐくまれ

夜空へと

枝葉えだはを伸ばす

好意や

反発。

歓声かんせい

罵声ばせいにぎわう

蜃気楼しんきろうの中の

観衆。

夜の片隅かたすみ

桃のの好意に

花開はなひら

安堵あんど


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