「キリマンジャロ ~ 言葉の意味は?」
キリマンジャロ。
独特な香りと、強い酸味、そして大きな豆が特徴のコーヒー。その名前は、アフリカ大陸の屋根と言われるキリマンジャロ山に由来している。ここまでは、日本でもよく知られた話。
じゃあ、その「キリマンジャロ」とはどういう意味なのか?
そうなると、知っている人は、そう多くないのではないかと思う。スワヒリ語で「輝く山」という意味。
さて、ここで問題。
どこまでが「輝く」で、どこからが「山」なのか・・・。
①キ・リマンジャロ
②キリ・マンジャロ
③キリマ・ンジャロ
④キリマン・ジャロ
⑤キリマンジュ・アロ
⑥キリマンジャ・ロ
日本人の言語感覚だと、一番それっぽいのが、④のキリマン・ジャロ。あと、②、⑤あたりもありかな?
ところが、正解は意外にも③のキリマ・ンジャロ。Kilima ( キリ マ ) が 「 山 」で、njaro ( ンジャロ ) が「 輝く」。
スワヒリ語には、「ン」で始まる言葉がけっこうあるらしい。しりとり遊びを「スワヒリ語有り」でやると、「ン」で終わる言葉も反則にならずに済む。しかし、なかなか終わらないので、厄介だろうなぁ。
では「カメハメハ」は?
これは「カ・メハメハ」と区切るんだそうな。ハワイ語で孤独な人、静かな人という意味。
続いて「ヘリコプター」。
日本ではよく「ヘリ」と呼んでいるので、ここで区切るのかと思いきや「ヘリコ・プター」と区切る。ギリシア語で「ヘリコ・プテロン」、「螺旋」「翼」という意味。
他にも意外なところで区切る言葉として、
「クー・デター」
「クロ・マニョン」
「コ・エンザイム」
「コレ・ステロール」
「トリ・ケラトプス」etc.
日本語の例では、
「間(かん)・髪(はつ)を入れず」
「五里霧・中」
「張本・人」
「三・半規管」
「登・竜門」
「無・礼講」
「言語道・断」等々。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?