「考えるM.E」 from東京闇市

「東京闇市」オーナーM.Eが 日々の活動や、関わった方々の素敵だと思った言葉、植物の管…

「考えるM.E」 from東京闇市

「東京闇市」オーナーM.Eが 日々の活動や、関わった方々の素敵だと思った言葉、植物の管理方法、たまにブラックな事まで 記録も兼ねて掲載致します。 Instagram アカウントは tokyo_yamiichi_plants_venom 是非フォローしてください

最近の記事

Shin Seed

20xx年 日本某所にて生命体らしき謎の物質が捕獲される。 捕獲したM氏は古くからの友人であり動物学者のE氏に連絡を取り、駆け付けた E氏はすぐに未登録の新種であることを確信した。 この黒いアメーバ状の物体は直ちに同氏のラボに運ばれX線やMRI、DNA鑑定が施されたが、驚くべきことに全てがそれまでに発見されてきた地球上の生命体とは異なる組織を有していた。 消化器官と思われるものは何処にもみられなかったが 試しにコウモリのケージに入れてみると、物体はすぐさまコウモリに襲い

    • 人が輝く瞬間

      成功し続ける人も確かに格好良いかもしれない。でも、自分はどん底から這い上がった事がある人にとても惹かれます。 今回は東京闇市を精神的、そして物理的にも支えてくれているとある方のお話。 その方は小学生の頃にサボテンを始めましたが、20年ほど前色々な不運や災難が立て続き、一畳分を残して全てサボテンを手放し、自死すら意識したそうです。 その時に残した親木から産まれた子たちは 今ではバチバチの特級品となり、ある種類では知らぬ人がいないほどの名人として名を馳せるほどになりました。

      • 『哲学の話』では無い

        超ばっくりいうと モヤモヤしている原因を 自分なりに言語化、そして解決可能か自力では不可能か仕分け出来る状態にすることを ダーザインすると哲学者のハイデッガーは唱えました ダーザインは直訳すると 『ここにいる』 『ここにいる』をするとはつまり 解決出来るかは別としてモヤモヤしつつも 自分が生きている(実存)と認識するわけです 同じく哲学者のデカルトの有名な言葉 コギトエルゴスム (考える故に割れあり)よりは 自分の性格に合っている解釈だと思ってます。 モヤモヤするこ

        • Own rhythm

          先日 大怪我療養中の名人が 落札した株を自分が代理で受け取ってお手元に届けるという 側から見たらパシリみたいな事をさせてもらいました。 受け取ってからお渡しするまで15-20秒 その株達をめちゃくちゃ観察しました。 理由は何を持って名人が良しとしているか知りたかったから。 で、分からないことは兎に角きいてメモった。 (途中で紅茶ハイになり幾つか文字が解読出来ないけれど大事過ぎてあまり公開したくない笑) 1時間ほどすると不思議なもので「あ、この株はきっと欲しがるだろうな

          noise

          車の修理に出した際に この一年で33,000㎞ 車を走らせていたことが 分かりました 一月平均2,750㎞ 色んな県に行き色んな人との 出会いがあって その縁を大事に 自分の磨いてきた目と心だけで 突っ走ってきたけど 「ラジオ」って色んな人に言われて 何か糸が切れちゃった。 何度もLiveやめてぇなと思ったことはあるんですが、今回ばかりはもうどん詰まりだろうなと。 実際に手に取ってるように思って貰えるとかそれ以前に 画面見ても居ないのね。 そりゃ自分のマインドなんて伝わる

          不要が必要な人

          毎日そう多くの人と直接関わらないにせよ、自分の生活は色んな人の仕事で成り立っている。 米を食えば米農家さん。 牛肉を食えば酪農家さん。 電気は電力会社に勤める方々。 車に乗ればガソリンを運んでくれる方々。 あげればキリが無いほど。 本当に感謝です。 自分はと言うとずーーーーーーーっと 不要なものを集めて生きてきたなと。 服を着るだけで良いならその辺のものを着てれば良いのに、自己表現だと宣いわざわざ人と違うものを選び、つくり、販売してきた。 古物も必需品ではなく、飾るため。

          マニュアル運転

          稀に開催するPOP-UPや、直接お会いした方に 「サボテンて放っといても平気なんでしょ?」とのご意見を貰うことがあるので サボテンやその他東京闇市で扱っている植物に関してどう見えているか、考えているか可視化してみようと思います。 先ず、サボテンが放置してても平気か?と言う問いに関して。 極論、環境がしっかり整っていれば ある種の放置時間は生まれます。 その環境作りがものすごく難しいです。 そして、環境に合わせて管理を行うという事も同じくらい大事で難しいです。 サボ爺様方が

          Stop使い回し

          ※今回の記事は園芸として存在するリスクを如何に回避するか、また付き合っていくかのオプションを共有するために書いております。 初心者の方、センシティブな方はおすすめ致しません。 ※写真株は本投稿内容とは関係ございません ・ ・ ・ ・ ・ ・ 今回はもしかしたらやってる方もいるかもしれない”使い回し”に関しての注意を書きたいと思います。 ズバリ何をかというと土と台木、古い鉢です。 順を追って説明しますが、まず理由としてはヴァイラスと虫。 ヴァイラスとは今で言うウィルス(V

          仕事にする、仕事をする

          文字にすると違うけど、いざ向き合うと混同しがちな言葉。 仕事にするから仕事をすることが出来る。 仕事にするという能動的な行為は 仕事にしてもらうという受動的なフィルターを通すことで 仕事になる 簡単な話、誰か「 i need u」と言ってくれなければ、どんなに熱心に打ち込んでいても仕事になる日は来ない。偽らない限り。 僕のポケットには僕が大好きなモノ達がまだまだ一杯入っていて、僕の血肉は僕がなりたかった夢(技術やセンス)で出来ているけれど まだまだ仕事になれた要素は

          仕事にする、仕事をする

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          オーダーメイドアートフレーム Drop Ahadow制作のため 今夜もスタジオで1人作業してました。 何か作ることは楽しいと言う方もいらっしゃいますが、僕にとっては作ることは自分が生を正しく感じられる数少ない大事な方法なので 正直楽しいかと問われると答えはNOに近いかもしれません。 スイッチが入ると身体が火照って頭がカッカしてきます。 自分とお相手(時には対象物)との距離やバランス感じながら、内側にあるイメージを訊いて、そうだねじゃぁこうしよう。を納得がいくまで繰り返し

          ステインニングの補足

          drop shadow第一陣がお客様のもとへ 届き始めました。 額装の際にシールド(アクリル版)つけているためお写真撮りづらいかもしれません🙇 ステインニングをやっている中で少しずつ分かってきたことがあります。 一つ目は絵を描くと言う行為よりは染色に近い感覚があること 二つ目は吹き流し(ドリッピング)との共通点が多いこと 三つ目はステインニングがどちらかというとアクションペインティングに分類されるのでは? の三つです。 一つ目の理由としては、描くと言う行為を無色

          ステインニングの補足

          ステインニング

          今夜から始まったオーダーメイドペイントサービス” Drop Shadow” 早速ご注文頂けて本当に嬉しい限りです。 タイトルのステインニングとは絵を描く際の技法の一つ。 なんとなく遠近法って音は聞いたり試してみたりした方も少なからずいらっしゃるかと。 そもそも何故絵を描くことに複数の技法が生まれたのか、これはすごくシンプルで自分が表現したい物事に対して適切な言語が必要だからです。 言語?と思うかもしれませんが 簡単に言えば日本語、英語やフランス語などの言語とも言えま

          Be unique

          大嫌いな言葉の一つです。 ユニークでいる、ユニークになる、 ユニークであれ ちゃんちゃらおかしいです。 人は元来生まれたときは既にユニークです。 真っ白ではありません。ちゃんと色を持って生まれているのです。 だけど残念ながら国や文化、宗教的、もっとミニマムにいうと親などの家庭環境から個性を削り型に嵌め込みます。 何故か、その方がスムーズに生きられる退屈な世の中をマジョリティによって形成されたからです。 誰かになる必要もなければ、誰かにとっての貴方である必要もありません

          きっかけづくり

          販売を生業としている自分としては “売る”ということは大事なことの一つ。 でも買わない事も買いものの一つだと思っています。 「あ、こんなのあるんだ」 「今は都合悪いけどその内」 etc 知らなかったことや物を知るきっかけ作りも大切な事です。 ECが発達した今、色んな形で知らないものが目に入ってきます。 それでもやっぱり自分の言葉や所作が熱量となってお相手の方に響くものがあるはずだし、いつかの日に変なヒゲのやつがいたなぁと思い出してもらえれば嬉しいです。 文章では取り繕えな

          広がらない世界

          よく年上世代から 「英語ができると世界が広がるよ」とか 「英語ができたらなぁもっと世界が広がったろうなぁ」と言われます。 個人的には半分正解、半分はそうでもないかなと。 英語がちろっと出来ると勘違いして生きてきた自分としては英語ができる以前にもっと大事な事があると思っています。 そしてそれがあるかないか、出来るか出来ないかで先の事も大きく変わるかと。 それは「開いた心」です。 英語で言うとOpen mindとも言います。 どう言うことかと言うと英語が出来ても、他者を受け

          選ぶということ 後編

          植物の管理方法において 「どうしたらいいか?」は「どうしたいか?」にかなり依存します。 なので、たまにこのどうしたらいいか?という質問を下さる方にはどうしたいか?を聞きます。 そうすると大体答えられないんですよね。 でも、時間をかけてきちんと整理するとゆっくりと見えてきます。 そしてそのほとんどに「失敗したく無い」「枯らしたく無い」が隠れています。 結論から言うと枯らすのが嫌ならやらない方がいいです。枯れます。枯らします。 名人だってバンバン枯らしてます。 名人なんて知

          選ぶということ 後編