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道徳

道徳の授業で仲の良かった女の子が言った

「先生、私は悪いことをするのが悪いなんてそんなのおかしいと思います。悪いって人が決めつけていいことですか?」

先生は
「うん、そうだね。あなたは何も間違っちゃいないよ。」

授業参観で親が見に来てるのに何を言ってるんだろう。
教室がざわついた。その子はちょっと頭がおかしいと言われ皆に避けられていた。だからみんな ''ほら、また馬鹿なこと言ってるよ'' と笑ってた。私は心の底から拍手した。小学生にとって真面目に生きることこそが正しい。道を外れようものなら先生に怒られる。
私は何が正義だ、何も悪くないじゃないか。
みんなに言ってやりたかったのに心にしまった。最低だ。

人の領域に勝手に入り込んでくる輩がいる。
彼ら彼女らは自分が''正義''だ。何も悪気はない。
人の奥底にある気持ちの悪いヘイトと、
腹黒さに身を投じるだけの物体なのかもしれない。

所詮、募金活動の裏には金のカラクリがある。それと同じでは無いか。

まさかと思うがまともに人に親身にしてあげようなんて心の底から思っている人間がいるのか?いささか疑問だ。多少なりとも怪しいと思っているだろう。

何が正しくて何が間違っているのか。

答えはどこにあるのか。

誰か教えてくれよ。

''他人''のさじ加減だろう。

道徳なんてあってないようなものなのだから。

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