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やばめの生理痛が来た件について

女性の体の話をします。
(重くならないよう元気に書いていきます!!!男性の方にもぜひ読んでほしいです)

9月半ばに来た生理の生理痛がとんでもなくやばかった。そのやばいのは、前回のnoteを投稿した数時間後に起こったのだ。

前回のnoteでは「生理痛を上手く抑え込むのにホラー映画が有効なんじゃよ…」などと生理と上手く付き合ってきた歴戦の戦士みたいな余裕を漂わせていのだが、いやいやこの状況で映画観る?はぁぁぁああ~~~~~~~?!!!そんな余裕ねぇわ舐めんな!!!!!!!!!!!!ってくらい激しい生理痛に襲われた。アタシ、なんであんなnote書いたんだろっ………///、と顔を真っ青にしながら呟きましたね。

やばい生理痛って、具体的にどういう症状が出たのかと言うと、まず腹痛。月経時には特有の子宮のあたりが痛い腹痛が現れるのだけど、それとは別の胃腸がゴロゴロする腹痛が起こった。いわゆる「お腹が痛い」ってやつだ。ただ、こういう腹痛は月経時にときどき起こる症状なのでそう驚きはしない。でも、そうやって生理慣れしてる感じであしらってたら、この腹痛がめっちゃ驚くくらい続いた。え、今日はどしたん…………………????ってくらい下す、下す。

この時点で、すでに生理痛を抑えるための痛み止めと漢方薬を飲んでいたのだけど、漢方薬が市販薬(含有量が医療用漢方薬の半分ほど)ということもあり、若干の不安を感じていた。

お腹の調子がいったんおさまったところでお風呂に入る。しかし相変わらず体が怪しい雰囲気。そしてお風呂から出たところで、まためっちゃお腹が痛くなった。そこからわたしの ” 地獄 ” がはじまった。

水分という水分を出し尽くすほどお腹を下し、同時にものすごい冷や汗が出る。その間も腹痛はおさまらず、体もどんどん冷えていく。意識が朦朧としながらもなんとかお手洗いを出て、ベッドまでたどり着くと、今度は月経時特有の方の腹痛が襲ってくる。座っても痛い、寝ても痛い。ああ、これが「地獄」か………………。苦しすぎて「痛い」とか「どうして」とか「くそ」とか、そういう言葉を発し呻く。汗も止まらんし、寒い。いつまで続くねんこれ、助けて。

ほんの少し腹痛がおさまったかな、と思ってベッドに横になったら、今度は「吐き気」が来た。なんだ?ここ祭り会場か???わたしを冥途に連れていくのか??????胸がムカムカ、ムカムカ、ひどい二日酔いが続くような感じ。眠れるわけがない。
ちょっと嫌な予感がしてビニール袋に顔を突っ込んだ。唾が込み上げ「吐こうと思えば吐ける」という状態だった。でも、どうしても「吐く」という思い切りがつかなかった。まあ吐くことが好きな人間なんていないだろう。気分は最悪だし、胃は痙攣して疲れるし。吐いたことで若干症状が軽くなるかもしれないが、その前にあの最悪な気分を味わわなくてはならない。吐いてスッキリするか、吐かずにムカムカを我慢し続けるか、真剣に悩んでいたところで、少しずつ吐き気がおさまってきていることに気づく。ちょっと前に”酔い止め”を飲んだのが効いたようだ。ラッキーと思ってビニール袋を隅に置き、もう一度横になる。

そうして30分くらい休んだら、チーズたっぷりのピザが食べられそうなほど元気になった。さっきまでの地獄が嘘みたいだ。でも、今回のことは絶対にアカンと思った。
薄々気づいてはいたが、ここ数ヶ月、わたしの生理痛は明らかに重くなっていた。先月も、ホラー映画で痛みから気を逸らせることに成功したとはいえ、気を逸らす前はベッドに転がりながらウーンウーンと呻いてしまうほどお腹が痛かった。だから、この生理が終わったら婦人科に相談に行くことを決意した。

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わたしがお世話になっているのは、自宅から少し離れた婦人科。平日に休診日がなく、夜19時までやっているので、会社勤めをしているときからお世話になっていた。先生は感情が読めない独特な雰囲気の男性だが、しっかりと定期検査をさせる人なので信頼がおけた。

翌週生理が終わったことを見計らって来院し、早速先生に相談する。まずは体に異常がないか調べることに。(ついでにがん検査もしてもらった)
結果、特別異常はないものの「軽い子宮内膜っぽいのかもね」と。

あら~~~~~~~~~~~っっっ!!!

子宮内膜症の気がある、というのは以前から言われていた。けれど、ちゃんと仕組みを理解できていないこともあり、そのときは「あ、やっぱそっか」ぐらいにしか思えなかった。だから、この記事を通して改めて調べ直してみることに。

まず、今回のわたしのように生理で体調不良になる症状や、日常生活に支障をきたすほどの重い生理痛のことを「月経困難症」と呼んでいるそう。「月経困難症」は現代女性に多い悩みの一つ。昔に比べて女性の妊娠・出産の回数および初経の年齢が低下しており、それに伴い月経回数が格段に増加。それが「月経困難症」に繋がっているのだそうだ。

なお「月経困難症」のタイプは、「機能性月経困難症」と「器質性月経困難症」に分かれる。前者は身体的な原因(病気)がないのに現れるため、子宮・卵巣の未成熟やストレスが原因だと考えられ、後者はその逆。子宮内膜症や子宮筋腫といった直接的な原因があるからこそ、発症すると考えられている。

……となると、アナタ子宮内膜症の気があるヨと言われているのだから、わたしは「機能性月経困難症」の方なのだろう。


じゃあ次は「子宮内膜症」について。
子宮内膜症とは、”子宮内膜またはそれに似た組織が何らかの原因で、本来あるべき子宮の内側以外の場所で発生し発育する疾患”。(by 日本産婦人科学会
内膜症ができやすい場所は、腹膜、卵巣、子宮と直腸の間のくぼみなど。病気のはっきりとした原因は分かっていないらしいが、月経困難症同様、女性の妊娠・出産の回数および初経の年齢が低下/月経回数の増加により”女性ホルモン”の分泌期間が長期化。それが子宮内膜症の進行に影響していると考えられている。

この病気の主な症状は月経痛(生理痛)。進行度合いにより、腰痛や下腹痛、性交痛、排便痛といった症状も現れるそうだ。なお、子宮内膜症は月経のたびに病気が進行していくそうだ。( YA☆DA )

治療法は症状の進行具合によるが、手術療法と薬物療法のいずれか。妊娠希望などにより、治療法も変わっていくとのこと。


―――というわけで、「月経困難症」と「子宮内膜症」は家が隣同士の厄介な幼馴染みたいなところがあって、すごいYADA!!!!!と思いました。

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で、結論から言うとわたしは薬物療法として「低量ピル」を処方されることになった。もともと先生から、”現在処方している痛み止め(+漢方薬)が効かないほど生理痛が重かったら、ピルを飲むという手もあるよ”という話があったし、むしろピル治療をやってみたい気持ちは以前からあった。それに、もうあんな辛い生理痛に襲われるのはごめんだったし。

ただ、こうやって痛み止めやピルを飲むことは、「月経困難症」や「子宮内膜症」を”治すこと”ではないんやな。それらがもたらす生理痛その他諸々を抑え、上手く付き合っていくための方法だから、一般的にピルなどは「妊娠・出産」の準備をするまでの”つなぎ”的な感じで使用されることが多いんだって。(=妊娠・出産期間は生理が来ないから痛みに悩まされることがない。よって、妊娠・出産に入るまでにやってくる生理痛をなるべく軽くするためにピルを飲む、という感じ)

だけど、ピルもまったくリスクがないというわけでもなくて……っていうのは、おいおい話そうかと思う。飲んでみてどうだったか、効果は得られたかなど、noteにまとめようかと思っているので。(記事にまとめられるほどのなにかを得られたらいいんだけどな!!)


というのも、近年「ピル」の捉え方っていろいろ問題・話題になっているよね。「性生活が乱れているからだ」「はしたないからそんなもの飲むんだ」という化石思考の人もいらっしゃるのだとか。(特に男性に多いと聞く)そういう話、もちろんウンザリするけれど、半分仕方ないと思っている。実際、わたしは今回の生理痛の話、ピルを処方された話を母親にしたけれど、彼女はピルについての知識はほぼなかったようだったから。
またTwitterで「ピル」と検索すると、一番最初に「ピル飲んでるから生でオッケ~」みたいなツイートが出てきた。(釣りだと思うけど)ネットで検索しても、検索結果画面上位に現れるのは”アフターピル”の情報ばかり。つまり避妊目的でピルをガンガン使う人もいるんだよ。そりゃ、「ピル=だらしない」というイメージがなくならないわけだわ。

人の性生活とか知らんし、自己責任だし、そこに意見するつもりはないのだけど、一方で正しい知識や情報って得られづらくなっているんかな~~~とも思っている。世の中には、フィクションとノンフィクションの区別をするのが下手な人も多いからな。
だからこそ今回のことを機に、この重てぇ~~~~~生理痛やそれに付随する疾患等と向き合い、その変化を観察していきたいと思っている。

(………ここまで盛り上がっておいて、大した記事を書けなかったらごめんやけどな。。。。。。。。)

なお、最初にピルを飲みはじめるのは生理がはじまってから、ってことなので、恐らく今月半ば頃になるだろう。今回の生理痛がひどすぎて、次の生理が来るのマジで怖くて仕方がないが、生理がきたら1~2日はお布団から出ないぞくらいの気持ちで自分の体をスーパー労わろうと思った。今後は絶っっっ対に無理しないゾッ!!!!!!!

そんなかんじです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!!体のことって本当よく分らないよね、ムズすぎ(^p^)女のわたしでも女性の体の知らんことありすぎて、いちいち迷って調べて判断していかないと、上手く対処できない!だから、これからもみんなで助け合いながら生きていこうな……!!!!!!!!!

おわり。

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