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バイリンガル育児――他人と比べたらアカンよぉ~~❣❣

私の仕事の関係上、バイリンガル育児をしている親御さんと話す機会もちょくちょくあるんです。

で、話しててたまに「OOさんはとっても勉強も日本語も出来て、それに比べてうちの子は。。。」とか「XXくんが何でも上手に日本語のおしゃべりが出来るけど、うちの子は。。。」とか聞いたりする時があります。

ま、その親御さんの性格(心配性もしくは競争的もしくは人の意見に合わせてしまう、等あると思いますが)もあって、そんなことをつい口に出しちゃうんだとお察ししてますが、その場合、私は「そんなに人の事は気にしないで。。。△△さんも良く頑張ってると思います。」とか言います。

でも本当にもっとはっきりと心の中では「他人の子と自分の子を比べても仕方ないよな。。。」って思ってます。

だって、自分の子は他人の子とは全く違うから。

共通項は多いかもしれないけどね。例えば「日本人」「同い年」「出身地が近い」「髪の色が同じ黒」「身長も同じ位」等々。でも言ってみりぁ、『外側の』共通項が多いからって、『内側』の、その人の才能、適性、個性まで一緒な訳ない。って言うか、絶対違うやん、自明の理だよね。

自分の事だったらすぐにわかる(はずだ)けど、(注:大人になっても自分と他人を比較しまくる人っているけどね💦)自分の子供の事だったらその比べてもほぼ無意味な事、無毛な事、をやっちゃう親御さんが結構いるみたいなのよね~。特に子供が小学生くらいまでは。

中、高校生くらいになれば、子供自身も自分と他人の違いを理解するし、比べてもどうしようもない事項がある事もわかって来るし、親も「親業」を10年以上やる事になるから、ようやく「中堅レベルの親」になって、必死で他のお子さんと比べるとか言う人の数は減っていくんだけどね。

でも子供が小学生の時は「OOさんが簡単に出来る事が何でうちの子には出来ないの?先生の教え方が悪いんじゃないの?もしくは何か私のやり方がおかしいの?どうしたらいいの?」って気持ちになりがちなんだろうな、って思います。

そんな中、私が今思う事は「子供はそれぞれ違う。ある子供が3分で出来る事を他の子は3時間かかっても出来ないこともある。でもそれが現実だ。また反対に自分の子はすぐにわかっても他の子は全然理解出来ない事もある。それもまた現実。なので、その子自身の適性、特性、個性、出来ること、出来ない事等を早く客観的に正しく理解することが大事だろうな。でもって、その子の一番優れた点をもっと有意義に得意のカードとして使っていける様に親として導いていけたら尚最高だろうな。」です。

私も高校生と大学生の親です。親業も20年を超え、もう中堅レベルからベテランレベルに上がれるか?って感じ?あと5~10年もしたら、もしかして親業からも晴れて引退、ってなるのかも知れないけど(その頃まだ子供にべったり頼られてたら困る~そんな子ではなく、自分でしっかり生きていける子になって欲しい。でもこればっかはまだわかんない!)、ま、自分のバイリンガル育児を振り返って思う事は、他の子と比べても何にもいい事はなかったな、って事。

しかもキツイ言い方かも知れないけど、比べる対象って、大抵「かなり出来る子」でしょ?全然出来ない子なんかアウトオブ眼中「可哀想~うちの子があんな感じじゃなくてよかった。。。」でしょ?つまり上位1%とか10%とかの出来る子と比べても。。。って感じだよね。

なので、自分の子供の過去のバイリンガル進捗状況と今を比べて、「昔よりよくわかってる~成長している~❣❣」って事で喜んで、それを前向きに捉えて育児を進めていけばいいのではないかな?って思います。ま、これはバイリンガル育児に限った事ではないけどね。