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花を見て 根を思う人に

以前、お姉ちゃんが幼稚園でもらった
チューリップの球根を主人の実家のお庭に
植えさせてもらっていたのですが、
ついに芽が出てきたとのこと。🌱

先の見えない不安や
想いを形にするまでにくすぶること
これでいいのかと問うこと
山あり 谷ありな日々。

春になってこの芽が
何色かの美しい花を咲かせる頃に
自分の目標や想いも
どんなに小さくとも花啓くといいな。

* ~ * ~ * ~ * ~ *

私の好きな言葉。

「花を見て根を思う人になれ」

(八木沢里志 著  / きみと暮らせば)

これは八木沢里志さんの小説
「きみと暮らせば」で
主人公の兄妹、ユカリが
先生から教わった大切な言葉です。

ユカリのよいところは、
あの頑なさなのだ、と思う。
世の中は、きれいなもの、華やかなもの、
派手なものほどもてはやされる傾向に
あるけれど、ユカリはそういうものに一切
惑わされない、ブレるということがない。 

自分が得だとか損だとか、そういうことは
考えない。理屈じゃないのだ。
自分が正しいと信じたことを、愚直なまでに
頑固にやり遂げる。

(八木沢里志 著 / きみと暮らせば より抜粋)


中学生のユカリは
自分より半分も年下だけれど、
ユカリのような女性になりたいと思うし

完成形や表の装いだけにとらわれず
そこに至るまでの過程や
目に見えない地道な努力や陰の支え、
そんなものに自然と
目を向け想いを馳せられる人で在りたいと

この言葉に触れるたび思うのです。

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