見出し画像

【チーズはどこへ消えた?】ジョンソン スペンサー

最初この本が家に届いたとき、こう思いました。

「うすっ!!」

そうなんです。本書は94ページしかないんです。

サクッと読めちゃいますw

小学生でも読めるシンプルな物語ですが、考えさせられる内容になっています。


■こんな人におすすめ


  • サクッと読める本を探している

  • 新しいことに挑戦しようとしている

  • 同じことを繰り返す日々を送っている

■あらすじ


あらすじを簡単に言うと「2匹のネズミと、2人の小人が迷路でチーズを探す物語」です。

ある日、迷路で大量のチーズを発見したネズミと小人。

「これだけあればずっと大丈夫だ」と安心していた小人に対して、新しいチーズを探すのをやめなかったネズミ達。

そんな中、大量にあったはずのチーズがなくなってしまいます。

さあ、ネズミ達と小人達はこれからどうなるのか…

■グッときたポイント3選


  • 人はゆっくりとした変化には気づきにくい

  • 現状維持は思考停止

  • 行動するバカしか勝たん!

1.人はゆっくりとした変化には気づきにくい


大量にあったチーズはだんだん少なくなっていた!

その事実にネズミ達は気づいてました。

そして、慌てることなく新しいチーズを探しに行きました。

一方で小人達はというと…

文句を言ったり、途方に暮れたり、数日の間ぼーっとしていました。

僕はこれを読んだときに「茹でガエル」の話しを思い出しました。

茹でガエル(ゆでガエル、英語: Boiling frog)、茹でガエル現象(ゆでガエルげんしょう)、茹でガエルの法則(ゆでガエルのほうそく)とは、ビジネス環境の変化に対応する事の重要性、困難性を指摘するために用いられる警句のひとつ。「カエルは、いきなり熱湯に入れると驚いて逃げ出すが、常温の水に入れて水温を上げていくと逃げ出すタイミングを失い最後には死んでしまう(茹でガエル)」という作り話が由来。

引用元:茹でガエル – Wikipedia

つまり、急な変化には気づきやすいが、ゆっくりとした変化には気づきにくいというお話し。

これっていろんな事に当てはまると思いませんか?

例えば、大きな病気の予兆があったり、少子化問題だったり…

というか、僕も茹でガエルになっていましたw

心と体の変化を無視し続けた結果…

「うつ病」になっちゃいましたからね。

みなさんも茹でガエルになる前に、一度でいいから自分の置かれた状況を客観的に見てください。

2.現状維持は思考停止


チーズがなくなり、数日の間ぼーっとしてた2人の小人。(ヘムとホー)

やがて2人の小人の中に変化が起き始めます。

1人の小人(ヘム)は「チーズはきっと戻ってくる」と言って、全く動こうとしません。

一方、もう1人の小人(ホー)は「チーズがなくなったという事実」を受け入れて、新しいチーズを探しに動き出します。

結果は…みなさんお察しの通り。

ホーは新しいチーズを見つけることができました。

僕の両親が2人の小人(ヘムとホー)にめっちゃ重なるんですよねw

例えば…

母:「LINEが便利らしいから使い方を教えて欲しい」

父:「LINEなんか信用できないし、使い方を覚えるのが面倒くさいから絶対に使わない」

母:「コスパが良いからLEDに変えるべき」

父:「LEDを買いに行って、付け替える手間を考えると無駄」

決して変化を受け入れない父と、変化を受け入れる母。

まるでヘムとホーみたいですw

最近は技術の進化がとても早いです。

ついていくのが大変ですが、いつまでも変化を受け入れられる人間になりたいものです。

3.行動するバカしか勝たん!


この物語で一番の勝ち組は誰なのか?

それは、真っ先に新しいチーズを探しに行ったネズミ達です。

作中では頭がよくない感じで描かれてるネズミ達ですが、すぐにチーズを探しに行きました。

そして、誰よりも先にチーズを見つけることができました。

単純だけど大事なことだと思います。

料理の本ばかり読んでいても、実際に料理しないと上手くなりませんよね?

泳ぎ方の勉強ばかりしていても、実際に泳がないといつまでたってもカナヅチのままでしょう。

僕もどちらかと言えば、頭でっかちで行動に移せないタイプなんですよねw

これから先、何か新しいことに挑戦する時には「フットワークの軽いバカ」になるように心がけたいと思います。

■まとめ


【チーズはどこへ消えた?】のまとめになります。

  • 人はゆっくりとした変化には気づきにくい

  • 現状維持は思考停止

  • 行動するバカしか勝たん!

サクッと読めるけど、考えさせられる本でしたー。

挑戦しようとしてる人の背中を、そっと押してくれる。

そんな、1冊になってます。

この記事が参加している募集

#推薦図書

42,681件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?