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誰もが見ていながら、誰も気づかなかったことに気づく、 研究とはそういうものだ。

こんにちは、
片づけ習慣化コーチの牛尾恵理です。

この本によると、片づけには8つもの脳の部分が関連しているそうです。

その脳の部分とは、

①視覚系;部屋の様子が目に入らない!
②理解系;状況がのみ込めない!
③運動系;手が出ない、動きが遅い!
④思考系;実行に移せない!
⑤記憶系;前の状態を覚えていない!
⑥感情系;自分で決められない!
⑦聴覚系;聞くだけでは何をしていいかわからない!
⑧伝達系;人にうまく伝えられない!
部屋も頭もスッキリする!片づけ脳/加藤俊徳 より

の、8つの系統(脳番地)。

脳のある部分が弱いために「片づけられない脳」になってしまっている。
でも、脳はいくつになっても変えられる。
だから、脳の弱い部分を鍛えれば、「片づけ脳」になり、片づけられるようになる。
ーという論理です。

さすが、脳の専門家!なるほどなあ〜と思って楽しく読みましたが、まさにその通りだ!と思ったのは、「おわりに」に載っていたこの一文です。

本書でも述べたとおり、片づけは複合的に脳を使いますので、脳番地トレーニングとしても良いですし、片づけができる様になると、数々のメリットがあります。
部屋も頭もスッキリする!片づけ脳/加藤俊徳 より

片づけは複合的に脳を使う

特に、「片づけは複合的に脳を使う」という言葉には、頭をブンブン振ってうなづくことができます。

例えば、先程の8つの系統について、我が家の「片づけ」現場において、私の頭の中で何が起きているか、書き出してみるとこうなります。

①視覚系;床の上にゴミが落ちているのを発見!
②理解系;これは明らかに子供たちのゴミだ!
③運動系;しまった、思わず拾ってしまった!
④思考系;ゴミは、出した人が自分でゴミ箱に捨てるべきだ!
⑤記憶系;今日床のゴミ拾い、5回目!
⑥感情系;イラッ
⑦聴覚系;自分が子供たちを叱る声も、子供たちの言い訳も聞きたくない!
⑧伝達系;「ゴミはどうするんだっけ〜?!」と、子供たちに言う

おそらく多くのご家庭で「あるある」なパターンなんじゃないかと思います。

こうしてみると、①視覚系が鍛えられていないと、そもそも「ゴミに気づかない」という事態が発生するのかもしれません😨

良くも悪くも、なのでしょうが、我が家をゴミ屋敷にしたく無いのであれば、まずこの「ゴミに気づく」ために「視覚系」脳番地を活性化する必要がある、とみました。

とはいえ、「ゴミに気づく」なんて、なんか嫌、地味、つまらない、と感じるかもしれません(かつての私はそうで、学校の整美委員にだけはなりたいと思えませんでした)。

そんな時、こんな言葉の処方箋はいかがでしょうか。

■片づくマインド・名言シェア245

誰もが見ていながら、誰も気づかなかったことに気づく、
研究とはそういうものだ。




コンラート・ローレンツ(動物行動学者・刷り込みの研究者)
1903年11月7日生

世界規模でこれをできれば、ノーベル賞を取れたりするような研究者になれるのかもしれません。

でも、その世界を「家庭」にしたっていいと思うんです。

床にゴミが落ちていることは、家族の誰もが見ていながら、誰も気づいていなかった。でも、私は気づいた。

ホラ、だから片づけは「研究」対象になり得るのです。

なぜ、子供たちは床にゴミを放置してても平気なのか?!

そんな研究テーマの答えは、この本によると、「スマホのしすぎで、視野が狭くて気づいていない」(視覚系が弱い)となりそうです。

確かに私もこうやってnoteを書いている時は、床にゴミが落ちていても全く気づかないですもんね😅


▼捨て活部、部員募集中!

自分の片づけ活動を報告する場を持つことは、信じられないほど、この①〜⑧までの脳をフル回転することができます。

部員の方からの質問や相談には、note記事で回答させていただいています。


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