生まれ出ようとする者は、一つの世界を破壊しなければならない。
こんにちは、片づけ習慣化コーチの牛尾恵理です。
梅雨も大詰め。今日、東京は大雨が降っています。
この時期になると、虫たちが次々と蛹から「羽化」をする様子が見られます。
我が家の周りにはまだ雑木林がたくさん残っているからか、毎日のようにカブトムシやクワガタとご対面。
みんな大変な思いをして蛹から羽化したんだね・・・とその度にじ〜んとしてしまいます。
そんなタイミングにふさわしい名言を見つけました。
■片づくマインド・名言シェア131
卵から生まれる時
鳥はむりやり出ようとする。
卵とは世界である。
生まれ出ようとする者は
一つの世界を破壊しなければならない。
ヘルマン・ヘッセ(文学者)
1877年7月2日生
この中にある「卵」を、「既成概念」に、
「鳥」を「人」に置き換えてみてください。
例えば、「まだ使えるものは捨ててはいけない」という既成概念があったとします。
ハッキリ言いますと、この概念を破壊しなければ、片づけの向こう側には行けません。
この概念を破壊しない限り、その逆の「使わないならば、まだ使えるものでも、捨ててもいい」という新しい概念を受け入れられないからです。
この概念を受け入れられない理由は、自分が幼少期の頃に親からそう躾けられたことが大きく影響していると思います。
「まだ使えるのに、捨てたらあかん!もったいないでしょ!!💢」
戦中・戦後生まれの親世代から、そうやって怒られた経験がある人はかなり多いはず。
「使えるものを捨てる=怒られる」回路が無意識レベルで発動し、体が勝手にビクビク自動反応しちゃうわけです。
じゃんじゃん大量生産、大量消費を進めているわけでもありません(むしろその逆を伝えたい)。
ただ、「時代が違う」というのは、頭ではわかっているはずです。
もう、十分に豊か。むしろ多すぎるんだから、減らそう。
というだけです。
何も一気に、今まであなたが住んでいた世界を爆破しろとは言っていません(もちろんできるならやっても構いません。痛いけど、手っ取り早いです)。
根気よく、内側からコツコツ・ポロン、コツコツ・ポロンと一かけらずつ前例を重ねていけば、既成概念を破壊することはできます(痛くないけど、ちょっと時間はかかります)。
2020年代の最初の年も、もう半分すぎました。
どちらの方法でもいいから、羽化しましょう。
▼3ヶ月かけて、着実に既成概念を入れ替えていく、片づけ習慣化プログラムです(7月スタート生のお申し込みは、本日締め切り)
でもたまには「片づけ祭り」でドーン💥と破壊してみましょう😁
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