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食物語-フードストーリー-/野地秩嘉






積読本📚の中から、野地秩嘉さんの
「食物語-フードストーリー-」を拝読📖しました。
(2022,3,21 読了)






飲食業にかかわる14人の物語を収録したノンフィクション集。
野地秩嘉さんの著書で毎回一流の仕事というものに触れる度に、気持ちがピシッと引き締まるように感じます。



本書に描かれた物語はノンフィクションなのですが、まるで小説を拝読しているような気分にもなります。
生身の人間の生き様に感動し、涙することも。
野地秩嘉さんは取材された方々のお世辞のように良いことばかり書いている訳ではなく、その人の人となりをしっかり描かれているように思います。
だからこそ、より一流の人たちを身近に感じることができ、自分と重ねて考えることができるのかもしれません。



どの方も一流になるまでに大変な苦労をされてはいますが、それは特別選ばれた人たちの雲の上の話というよりも、自分にもできる努力のヒント💡が書かれているように思います。

「私共の生き方というものは当たり前ながら小さな事の繰り返しであり、その積み重ねで成り立っています」
(高浪豆腐店 高浪さんの言葉より)




小さな事を見逃さず、小さな事を大切に。
当たり前のことが当たり前にできているかどうかで、積み重ねられたものが大きく違っていくのですよね。
お仕事に対しても、自分の生き方に対しても必要なこの言葉は、しっかり頭に叩き込んでおきたいものです。








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