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Day to Day/辻村深月、原田マハ、西村京太郎、東野圭吾etc…





100名の作家が執筆したアンソロジー
「Day to Day」を拝読📖しました。
(2022,3,6 読了)







図書館に予約し、半年待ってやっと手元に届きました。
大御所から若手まで100名の作家たちの文章がいっぺんに拝読できるとはなんたる贅沢!
眼福を得られること間違いなしと、拝読する前から少々興奮気味の私。



本書は、treeというサイトで企画された2020年4月1日以降の日本を舞台にした連載を1冊にまとめたもの。
エッセイと掌編小説が入り交じったアンソロジー。
コロナ禍で人々が不安な日々を過ごす中、作家と出版社にできることはないかと考えで始まった企画というのもなんだか素敵ではないですか。



100名の作家さんの中で、私が存じ上げていた方は50名くらい。
その内著書を拝読したことがあるのは、たったの5名。
まだまだですね私なんて思いながら読み始めたのでした。



1人4ページくらいの文章なので、これで善し悪しを判断するのはなかなか難しいですが、特に私の好みだったのは5つ。

・「映像の世紀」風に、コロナ禍を振り返ってみる(エッセイ)/真梨幸子
・巣ごもり(エッセイ)/浅田次郎
・2020年のせいくらべ(小説)/重松清
・子供の家出(エッセイ)/垣根涼介
・土蔵の梅酒(小説)/木内昇



中には自分の好みではないものもありますが、それもまたアンソロジーならではの楽しみでもあるかも。
ここに上げた方の著書はいずれ拝読したいものです。
重松清さんは既に積読の中に何冊かあるので、早く拝読しないと。



そして、本書を拝読しているところで西村京太郎さんの訃報が飛び込み、まさかのタイミングに驚きもしました。



本書を読了して感じたことは、コロナ禍は確かに恐怖や不安が付き纏い疲弊してしまうこともありました。
その反面、年老いた両親やわんズとたくさんの時間を共有できたり、読書や料理を楽しむ時間が増えたり、これまでに当たり前になっていた悪習慣を見直せたりとプラスになったことも結構多かったように思います。

人々の生産活動や移動の自粛により、都市部の大気が明らかに澄んできていた。
おそらくは地球規模でもそうなっている。
物事は、常に引き換えになっているものがあるのだと感じる。
子供の家出/垣根涼介





ネガティブ要素の引き換えになっているプラス要素部分にフォーカスして、そこを強みと捉えこれからの生き方を考えていくようにすれば、明るい未来へと繋がっていくのにな。






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