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致死量ドーリス、恋愛譚/楠本まき


先日、 #楠本まき さんの著書、 #KISS××× を再度してからすっかり楠本まき熱が再浮上した私。


また少しずつ買い揃えようと思い、とりあえず今回は2冊。
一冊¥200の割にはかなりの美品✨







喜び勇んで、 #致死量ドーリス も、 #恋愛譚 も一気に拝読しました。



楠本まきさんの「The ゴシップな世界」は、漫画とは言え芸術的な絵と、詩のように流れていくストーリー。


どちらも、恋愛に関するストーリーではありますが、誰もが持ちうる闇を感じます。
私の大好物な「人の闇」。



どちらかというと”致死量ドーリス”の方が闇が深いのですが。
愛したいけど愛したくない、愛されたいけど愛されたくない。
どこにも救いがないんやけど、本当は救って欲しくて必死に叫んでて。
矛盾の中でずっと彷徨っているような感覚になります。


”恋愛譚”の方は、運命の恋人なんだけれど、永遠に終わらない恋にするために出逢わないという、これまた矛盾したストーリー。
まるで大人の童話のようです。




楠本まきさんの世界観は哲学的で、私には理解出来てないだろうけれど、理解しなくていいのかなとも思います。



芸術的感覚で楽しめればそれでいい。




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