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てのひら童話3〜さよならの魚〜/おーなり由子





おーなり由子さんの短編コミック
「さよならの魚」を拝読📖しました。
(2021,11,29 読了)





時にせつなかったり、心がほんわか温まるような物語が詰め込まれた一冊。
優しい言葉とイラストがじんわり胸に染み込みます。

宇宙のとおいところ
生きているものにすこしずつさよならを言って
しずかに消える星
なにかにさよならをして生まれてくる星
「サヨナラ サヨナラ」
「サヨナラ サヨナラ」
(表題作「さよならの魚」より)


一瞬一瞬にさよならするから、世界はこんなにも、ひかったりゆれたり、色づいたりするのかもしれません。
(あとがきより)



44年生きてきて、どれだけの「サヨナラ」をしてきたことでしょう。
心がエグられるような「サヨナラ」もありました。
そんな「サヨナラ」を経て、今の自分がここに在ると思うと、改めて感謝の気持ちがふつふつと湧いてきます。


日々、昨日の自分とも「サヨナラ」して、また新しい自分に生まれ変わっています。
過去は過去。
大切なのは今の自分。
今この瞬間を大切に生きることが、また未来へと繋がるということを忘れないようにもしたいものです。



おーなり由子さんの言葉は、冷えた心をジワジワと溶かしてくれます。
短い物語ばかりなのに涙してしまうこともあり、自分が疲れていたことにも気付かされました。



「てのひら童話」シリーズは全3巻。
1巻、2巻はブックオフで入荷待ちしていたのですが、入荷のお知らせがきたので即購入しました。
届くのが楽しみだなぁ〜😆






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