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起業時のwebサイト注意点(後編):MBAホルダーが実際に起業するとどうなるのか

前編の記事はこちら


後編では起業時にどんな人をデザイナーとしてアサインすべきか
についてお伝えします。
起業時に限らずサイトリニューアルしている方にも役立てられると思います。

自己紹介はこちらから



そもそもデザイナーだけでなくディレクターも必要

webサイトをデザインする=デザイナーが必要ですよね?
合ってます。ただ順番が違います。先にディレクターが必要です。
デザイナーは実作業者、ディレクターは監督者です。(たまにデザイナー兼ディレクターの方もいたりしますがここでは割愛します)

ディレクターの役割はクライアントから要望を聞いて、それを実現するために絵を描きステークホルダーを前に進めること
デザイナーの役割は絵から実際にweb上のデザインに落とし込むこと

前編の料理の例えでも話したような、適切な設計ができるディレクターがまずは必要です。


サイト構築にはビジネスモデルを理解し未来像を描けるディレクターが必要である

具体的にどんなディレクターが必要か?これはあくまでも私の考えですが、
「クライアントのビジネスモデルを理解し、未来像を描けるディレクター」
であると考えています。

要はただサイトを作って終わるのではなく、クライアントの事業成長目標から逆算して、クライアント以上にビジネスモデルを理解し、そのビジネスモデルにあった設計をする。「いま、なぜこのサイト設計が必要なのか?」を考えられる人材が必要だということです。
そうした人は適切なデザイナーやコーダーをアサインしてくれますし、サイトローンチに向けてオーケストレーションスキルをいかんなく発揮してくれます。
仮にそのディレクターが「メーカーのB2B向けのサイトしか作れません、B2Cのポータルサイトなんて経験ないです」という人材だったとしても、そうしたディレクターは適切なディレクターを紹介してくれるはずです。


どうやって見つけたらいいのか?

個人事業主として起業する人の中にはweb代理店のツテが無い人も多いかと思います。そうしたときは、まずは知り合い経由でweb代理店出身者を探すことから始めるとよいです。

「私ディレクターです」という人が見つかったら安心するのではなくその人の力量を把握します。
注意点としていきなり「こういうサイトつくれる?」と聞くのではなく、今後3年間程度のビジネスプランを説明したうえでどのようなサイト構成が理想かをヒアリングするとよいです。
たとえその業界での構築経験がないディレクターでも、感度が高い人は自分の経験を抽象化させて対象業界に具体的に落とし込んだアドバイスができますし、適切な人を紹介してくれるはずです。



世の中のスタートアップのサイトを見ていると、サービス自体は理想的なのにサイト構成やデザインが本当にもったいないな、、、と残念に思うことが多いです。
リニューアル検討している企業さんもぜひご参考いただければと思います。

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