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起業時のwebサイト注意点(前編):MBAホルダーが実際に起業するとどうなるのか



私たちのビジネスモデルはペット関連で
「WEBサイト上でサービス提供者と需要者を繋げるマッチングプラットフォーム」です。B2Cで予約フォームとの連携も必要です。
経営資源はwebサイトを中心に回るのでwebサイトの重要性が極めて高いです。これからサイトを構築していくためにディレクターやデザイナーをアサインしていくのですが、これがまた難しいというお話し。

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ディレクターとデザイナーアサインにあたり

私含めて共同経営者は4人、うち2人はwebはほぼ分かりません、といった具合。ただそこはMBAホルダー、しっかり自分なりに勉強してくださるし、議論も進めやすいコミュケーションをとってくれます。この辺りは本当に一緒に起業してよかったなと思います。
また、人脈を駆使してあらゆる方面から仲間を集めてくれます。
ただし、逆にそこが足かせになることも。


あの人デザインできるらしいよ!の罠

そんなとき、共同経営者が「Aさんデザインできるらしいよ!」と「話し聞いてみようか」となりました。
何でも出来れば安く済ませたいものです。とくに創業当初でキャッシュがない場合は不安で仕方ない。となるとサイト構築も安く済ませたい、けど信用できる人がいい、となるのが普通です。
(自分含めてなんてわがままなのでしょうか)

候補はいまどき山ほどあります。
・ココナラやクラウドワークスなどの個人事業主にお願いする
・共同経営者やMBA同期の知り合いのツテ(今回のAさん)
・前職からのツテ
などなど。
なんとなく上から下にいくに従って料金が高くなっていき、契約をしっかり結ぶなら信用度も高まりそうですね?(ココナラやクラウドワークスを否定しているわけではもちろんないです)

Aさんについては知り合いの知り合いなので一応信用はできそうだ。
ただし、経歴を聞いてみるとどうやら今回のビジネスモデルでは少しスキル的に足りなそうでした。なのでお話し聞くのはやめよう、と私から提案し、結局私の前職(Web代理店)からのツテに依頼することとしました。


「私デザインできます」は「私料理できます」
って言ってるのと同じ

私のお世話になった人から教えてもらった言葉です。本当にそのとおりで、

・実は和食しかつくれません、イタリアンなんて経験ないし無理です
・和食作れるけど料理歴6か月なのでレパートリーの幅はさほどありません
・料理はできますけど盛り付け下手なのと、箸で食べる料理にスプーン添えたりしちゃうので食べづらいです

これをwebデザインに置き換えると

・実はメーカーのB2B向けのサイトしか作れません、B2Cのポータルサイトなんて経験ないし無理です
・B2Cのポータルサイト作れますけどデザイナー歴6か月なのでデザインの幅はさほどありません
・予約フォームと本サイトの導線の適切な設計は分からないのでUIはストレスたまるかもしれません

みたいなイメージでしょうか。

あとはそもそも
・自分では料理できるといっているけど他の人からしたらまずくて仕方ない

・自分ではデザインできるといっているけど他の人からしたら見づらくて仕方ない
とかもあります。


人脈の何が足かせだったの?

要は適切なアサインをしないと時間だけ無駄に過ぎてしまう、ということです。
起業に向けてチャレンジを応援してくれる人がたくさんいる、候補がいる、というのは大変嬉しいことです。
一方で、「この人じゃない」人と時間をとってしまうとお互い不幸になります。早い段階で見極めをしないと、限られた時間内で意思決定の回数が増え、本来議論すべき内容に時間を割けないという本末転倒な話しになりかねません。

今回は起業後3年間の目標数値から逆算し、適切なwebサイトを開設することにフォーカスした結果
・B2Cでのポータルサイト構築経験がある
・予約フォームとサイトとの導線設計ができる
人材が必要などの理由からAさんはお断りすることになりました。

「デザインできます!」→「じゃあお願いしよう!」→「作れましたけどUI最悪です!なぜなら経験なかったので!」だと話しにならないですよね。デザインできるのは分かったから、具体的にどんなデザインができるのか?が大事です。

まだ私がweb代理店出身者だから早いうちに判断できるけど、世の中の起業家のほとんどが経験がないし、そこの判断がそもそもできないと考えると非常に恐怖だなと感じました。

後編は、じゃあどんな人をアサインすべきなの?というお話しです。

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