台風で巨額の支払い 保険会社の倒産リスクは?
このたびの台風で被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
改めて浮き彫りになった日本の災害リスクですが、そのリスクを引き受ける保険会社が倒産したら元も子もないです。
さて、
台風で巨額の支払い 保険会社の倒産リスクは?
答え:異常危険準備金(いじょうきけんじゅんびきん)を積み立てているので、なかなか倒産することはない。
異常=今回の台風19号や東日本大震災のような大規模災害
保険会社は大数の法則(たいすうのほうそく)をもとに、リスクに対して支払う保険金を想定して保険料を決めます。
ざっくり言うと
保険料 = 支払い保険金
そこに「異常」なまでの支払いを行う災害が発生すると、大数の法則だけではたちうちできなくなります。
そこで、保険会社が備えておくの異常危険準備金。
日本国内首位の東京海上HDはどうかというと、
全種目計1兆円超の異常危険準備金があります。
1企業で1兆円の「異常」リスクへの備えがあるというのもすごいですね。
「再保険」などのさらに異常危険に備える仕組みもありますが、本日は異常危険準備金にフォーカスした内容にしました。
Thank you for reading my NOTE