見出し画像

UDON CONTROL

2020年に東京オリンピックを夏に控えたこの年、新型ウィルスが全世界規模で蔓延し人々は絶滅の危機に瀕していた。悪の組織=テンバイヤーが日本中にはびこり、ウィルスを唯一防ぐことのできるマスクは買い占められ人々は自宅にこもることを余儀なくされた。私はしがない無名ライター、もし私の身に何かあった時のために現状起きていることをここに書き記す

私はウィルスで汚染された外に出ることを政府から禁じられているため、外部の情報はラジオ、テレビ、インターネッツから仕入れている。昨日のツイートでは興味深い内容が流れてきた。以下の内容は香川県の18歳以下の子供を持つ各家庭に配られた文章と同じ内容である。

タイムリミット:一日のメディア利用を一時間に制限する。

引用文献:家族でチャレンジ!「ノーメディア」チャレンジシート

画像1

といったものである。この香川県(以下、うどん県と称する。)の制定したネット・ゲーム依存症対策条例案は公の意味合いでは一日当たりのメディアの時間を60分までとするものであるが、真意は何であろうか。仮説として私はうどん県の制定した情報規制(information control)であると考える。

メディアとは

例えばCD、手紙、電話、テレビなどは音楽、文章、声や映像などの情報を伝達するのに用いられるが、この意味でメディアと呼ばれる。メディアは、コミュニケーションの媒介項として存在していることが多い。wiki調べ

とあるように、何もゲームやネットだけを指すものではない。本を読むことも音楽を聴くことも文章を書くことも一日一時間までに規制されるという意味にとれるのである。刑務所ではひと月に一時間だけの面会時間があるが、その他の時間は労働や読書、手紙や囚人同士のコミュニケーションが許されている。しかし、うどん県の子供たちは一日に一時間しか文化的行為が許されておらず、恐らく各家庭の全部屋に一時間を図るタイマーと監視カメラが設置されており、背後で監視し一時間がたつと無響室に23時間閉じ込められていると考えてよいだろう。

画像3

上:一日一時間のメディア利用を許されたうどん県の子供のイメージ画像

NTTインターコミュニケーション・センター-min

上:うどん県の子供たちが一日23時間を過ごす各家庭の地下に作られた無響室

このうどん県の制定した条令の真意はうどん職人の継承にあると考えられる。うどん職人は超少子高齢化のあおりを受けて年々、職人の減少が著しく何もしなければ3代のうちにうどんという概念が香川県から消えることとなる、その危機的状況を打開するためにうどん以外の一切の情報を規制されている(UDON CONTROL)と考えるのが自然だろう。

このような付け焼刃の対策をとったうどん県が今後どのような発展、または衰退をたどるのかはうどん県の子供たち次第である。

明日に続く

この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?