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【#4】7人との出会い②「たったひとりのブログ読者」

前回の記事

 毎日更新していたブログ。一日の閲覧数は200くらい。ほとんどが別のSNSから身に来てくれた友人や知人だったと思う。いいねもコメントもないなかで、ある日突然コメントがついているのが目に入った。

「あなたのブログにとっても共感しました!私も同じことを考えていました!」

 ほどんと同い年の北海道に住む子育て中の女性のMさんからだった。
同郷の北海道というだけで嬉しかったし、自分と同じことを感じたり考えている人がいるというのはとても心強かった。
 それ以来、何度もMさんからコメントをもらうようになった。私が感じていることにとても共感してくれて、そして読むのが楽しみだ。と書いてくれることもあった。素直にうれしかった。

 毎日更新しても閲覧数は変わらず。他の人のブログを見ると「ランキングにのりました!」とか「PVが何倍にもなりました!」なんて華々しい文字が躍っている。私はそういう記事を見るとついつい自分と比較してしまって「私の弱小ブログなんて、価値がないんだ。どうせ読んでくれる人なんていないから、ブログ閉鎖しちゃおう。」と思うことが何度もあった。
 不思議なことに、もういいや!明日には消そう!と思う日に限って、なぜかMさんからコメントがついているのだった。

 それはまるで「ブログ止めちゃだめだよ!」という天からのメッセージのようだった。改めて読者の気持ちになってみると、自分が共感できる人のブログは「いつ更新されるかな」「今日はなんて書いてあるかな」そんな風に一日の楽しみになることもある。読者にとっては閲覧数があろうがなかろうが、好きなものは好き!ということだ。
 
 こんなブログでも、読んでくれている人がいるんだ・・・

 いいねやコメントはしないけれど、読んでくれる人がいる。たくさんの人に読まれてはいないけど、楽しみにしてくれる人がいるなら、その人の気持ちにこたえたい。
 このブログは誰かに決められたことじゃなく、自分がやろうと決めたこと。それがこうして誰かの楽しみになっているなら、ちゃんと続けなきゃ。という責任感が芽生えていた。
 たった一人のブログ読者の、たった一行のコメントが、私をとてつもなく励ましてくれた。何のサービスもない私だけれど、共感してくれたことが本当にうれしくて、ありがたくて、心強かった。
(後日談だけれど、この時の彼女とはこの後3年ほど交流が続きました。その話はまた後日。)

Mさんがコメントをくれた時のブログ

もう、良い子でいるのはやめます。
と言っても、人をだましたり企んだり
自分だけ上手くいけばいいとかそういうのではないです。

ただ、自分らしく。というのは何だろうと考えると
今までの自分らしく。
は他の人から見てどれだけ自分が良く見えるか
ということばかり考えていました

・あんまり気が進まないけど、自分が我慢すればおさまるならいいか。
・成績優秀で、優等生になれば、私のこと周りが認めてくれるはず。
・田舎からはるばる東京に出てきたんだから、仕事で肩書きを得られるくらい頑張らなきゃ意味がない。
・女も男と並んで同じくらい稼いで、同等で生きてくべき。

でも、本当に大事なものは何かを考えてたら
こうはならないんだ!って気が付いた。

自分が我慢すれば。
→改善案も考えず、場に流されてるし他責

周りが認めてくれる。
→認めるかどうかは周りが決めることで、私がそれを決めることじゃない

肩書きを得なければ意味がない。
→ただのエゴ。これも周りが決めること。

女も男も。→夫に対して、思いやりゼロ。お互いの良い所を見つけて認めて伸ばすべし。競り合うのは百害あって一利なし。

ああ。なんて恥ずかしい。
ただの八方美人だった。
すこしずつ、自分らしく生きてくのはどうしたら良いか、分かってきた。
もっともっと自分のエゴを手放して大事なものを守れるようにしていく

そして、私はどうしたら良いのか?と
悩む人の背中を押せるようにきちんと勉強して、
私の仕事にする。
先ずは自分の足るを知る。から。

2015年12月11日のブログより

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