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時代の流れを感じたニュース

こんにちは

2022/07/25のニュースを見て
時代の流れをしみじみと感じたことをお話しします

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銀行を離れて8年経ちましたが、
現役の頃は当たり前のように
日々手形小切手の受入や持出業務に関わっていました

昔に比べると、受入・持出枚数が
どんどんと減って行ってる実感はありました

旗艦店のような大きい支店だと、
1日1,000枚以上を持出処理することは当たり前でしたが
私が退職する頃にはすでに100枚単位、
下手したら10枚単位の日もあり
『今日少ないねー!』『最近少ないねー!』
『すぐ終わっちゃうねー!』
という会話が近頃増えているなぁ
と思いながら業務をこなしていました

小さい支店だと普段受入・持出は
滅多に無いのが当たり前、というところもあり、
一枚でも発生したら物珍しそうな目で
現物を見ていたパートさんの顔が面白くて
吹き出したこともありました🤣

2013年に始まったでんさい(電子記録債権)
インターネットバンキングなどの電子決済が進み
2021年の手形交換高は、
ピークの1990年(4,797兆2,906億円)に比べ
122兆9,846億円にまで激減したそうです

確かに、IT技術が発達した今、
紙切れを現金化するためにわざわざ交換所へ持っていく
というものはこの時代には見合わないなぁとは
思っていましたが

当たり前のようにあったものがなくなってしまうのは
少し寂しく感じるものがあります


日本で初の手形交換所ができたのは
1879年(明治12年)に大阪で設立されたらしいです

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2022/06/13のニュースでは
大阪銀行協会が運営する大阪手形交換所を
11月に廃止すると発表、
交換所が入る大銀協のビルも売却されるとのこと

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11/2には全国179カ所の手形交換所が
手形小切手の交換業務を終了し
今後の手形交換業務は全国銀行協会が運営する
電子交換所が引き継ぐそうです


また、現在の紙の手形小切手は引き続き流通するそうで
顧客側は手続き変更などはないそうです

しかし、2022/02の日経新聞の記事では
政府が紙の約束手形の利用を2026年に廃止する
目標の掲げていて、全国銀行協会など金融機関に対し
手形交換所での約束手形の取り扱い廃止を
検討するよう要請していたとのことで

将来的には紙ベースでの取引は完全に廃止する方向で
あるのだと思います

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現行のやり方だとどうしても
現金化まで時間がかかりますし、非効率でしょう

これからの手続きとしては
これまで手形交換所を経由して搬送していた
手形小切手の現物は、
データ化され電子交換所に送信することにより
遠隔地への取立の時間短縮や
災害時の輸送リスクも解消されるとのことです


そして、2022年
明治時代から続いていた商取引習慣が
大きく変わろうとしています

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