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深夜の大地震、そして今後のための備え

おはようございます

昨晩の地震、びっくりしました
首都圏も回るような長い横揺れで
『これはどこかで強い地震…?』
と、不安がよぎりました

10年前の東日本大地震、
私はその頃、名古屋にいたのですが
その当時の事を思い出すような揺れでした

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震源地も揺れの範囲も、あの当時を思い出しました

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1週間は大きい揺れに注意

私も知らなかったのですが、
"余震"という言葉が使われなくなっていたようです

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大地震の後に気象庁が発表する今後の見通しで、
"余震"という言葉が使われなくなったそうです

本来、"余震"とは、
最初の大きな地震の直後に震源地から近い地域で
多発する"本震より小さな揺れ"のことでした

本震の規模が大きければその分
余震の規模や回数も増える傾向にあるといいます

しかし最近の大地震は
余震と呼べないレベルの大きな揺れが多発
しています


2011年の東日本大震災では、
最大震度7の本震の約30分後に
震度6強の揺れが発生しました

2016年の熊本地震では
最大震度7の地震が発生した翌々日に
より大きな震度7の地震が発生しました


熊本地震では、
震度7の地震が立て続けに2回も発生したのは
観測史上初めてだったそうです

また、余震の発生回数は4,284回にも上りました

阪神・淡路大震災の230回、
新潟県中越地震の710回に比べ
段違いの余震の多さですね


今後は余震という言い方はせずに
最初の大地震と「同程度の地震」への注意を
呼びかけることにしたそうです

"余震"というと、
本震より小規模な地震と受け取られかねないため
「同程度の地震」としたそうです


気象庁は、この熊本地震を教訓にした
地震の報道発表の見直しを地震発生の約4ヵ月後の
2016年8月19日に行いました

これに伴い、
誤解を生じさせやすい大地震発生後の
"余震"という表現と"余震確率"の発表を
廃止すると発表し、

震度5弱以上の地震が、発生後の1週間は
同じ規模の地震への警戒を呼びかけ、
その後の状況に応じて
「震度6弱以上となる地震の発生確率は平時の30倍」
などと公表するように見直されました

熊本地震は、それまでの余震の常識をくつがえし、
気象庁の発表文のスタイルを変えました


『揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度
最大震度6弱程度の地震に注意してください。
特に地震発生から2~3日程度は、
規模の大きな地震が発生することが多くあります』


このスタイルの発表文は、
2018年の大阪北部地震(最大震度6弱)や
北海道胆振(いぶり)東部地震(最大震度7)、

2019年1月3日の熊本地方の地震(最大震度6弱)でも
踏襲されています


しかし、今回の地震について

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地震直後の"余震"ではなく、
過去の地震から時間が経ち、それに関連した地震を
指すものについて使われているのでしょう

しばらくは、
大地震後に同程度の強い地震が発生する可能性に
注意をしなければいけませんね


地震発生の注意点

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突然大きな揺れが起きると
驚いて思考停止に陥ってしまいますが、

上の6点は心得ておきたいですね


避難場所や避難経路、確認していますか?

いざ災害が起きた時にあわてずに避難するためにも
お住まいの自治体のホームページや
国土交通省ハザードマップポータルサイトなどから
防災マップやハザードマップを入手し、
避難場所、避難経路を事前に確認しておきましょう

国土交通省ハザードマップポータルサイト

※豪雨、津波、火山噴火など、
災害の種類によって安全な避難場所が異なります
それぞれの災害をイメージして、
どのように行動すれば安全に避難できるか
想定しましょう



いざという時に備えて

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電気やガス、水道などの
ライフラインが止まった場合に備えて、
普段から飲料水や保存の効く食料などを
備蓄しておきましょう

防災のために特別なものを用意するのではなく
できるだけ、普段の生活の中で利用されている食品等を
備えるようにしましょう


食料・飲料・生活必需品などの備蓄の例
(人数分用意しましょう)

飲料水
3日分(1人1日3リットルが目安)


非常食
3日分の食料として、ご飯(アルファ米など)
ビスケット、板チョコ、乾パンなど


トイレットペーパーやティッシュペーパー
マッチ、ろうそく・カセットコンロ など


大規模災害発生時には、「1週間分」の備蓄が
望ましいとされているそうです

自宅が被災したときは、
安全な場所に避難し避難生活を送ることになりますので
非常時に持ち出すべきものを
あらかじめリュックサックなどにに詰めておいて
いつでもすぐに持ち出せるようにしておくのが
理想ですね


これはなかなか私はできていませんが、
飲料水とは別に、トイレを流したりするための
生活用水も必要だということで
日頃から、水道水を入れたポリタンクを用意したり
お風呂の水をいつも張っておくなどの備えを
したほうがいいそうです


安否確認のために

そして、安否確認用に
局番なしの「171」災害用伝言ダイヤル、

災害用伝言板
NTTドコモ
ソフトバンク
au

なども活用しましょう

Twitterは最新の状況をいち早く知ることができると
2011年の東日本大震災で注目され
一気に需要が高まった経緯があります


停電後の注意

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万が一停電した場合、

ブレーカーは落としておいた方がいいそうです

通電火災を防ぐためです


停電した際は、ブレーカーを落とし
電気器具のプラグをコンセントから抜き
電源が落ちていることを可能な限り確認してください

電源スイッチが入ったままの
電気ストーブなどの電化製品があったり
配線や電気器具が損傷しているおそれもあります

停電が復旧した際、
そうしたものが火元になって起きるのが通電火災です


阪神・淡路大震災では、
神戸市内で157件の建物火災が発生し
原因が特定できた55件中35件が電気火災と最も多く
そのうち33件が通電火災だったそうです

この火災の一番の怖さは、
地震発生とともに出火するのではなく、
避難し無人となった室内から時間差で
出火するところにあります

これにより発見、初期消火が遅れ
散乱した室内の状況と相まって
あっという間に火災が拡大してしまうのだそうです


通電火災を防ぐために
通電前にブレーカーを落とし、

その上で
電気機器やコードが損傷していないか確認し
燃えやすいものが近くにないか、
十分に確認してからブレーカーを戻しましょう

また、火災を防ぐため
灯や暖をとる目的でろうそくを使うのは
極力避けましょう。

代わりに大きな灯がなくても
懐中電灯やスマートフォンのライトの上に
水を入れたペットボトルを置いたり、
白いポリ袋をかぶせたりすることで
部屋を照らす灯が作れるそうです

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家庭用電源が不要な石油ストーブや
カセットボンベを燃料として使うストーブなどの
暖房器具があれば安心です

ポータブルの石油ストーブなどを使用する場合は
こまめに換気をして一酸化炭素中毒にならないよう
気をつけましょう

使い捨てカイロや保温アルミシートもあると便利です


まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

2011年の東日本大地震から今年でちょうど10年
コロナ禍もあり、大規模な災害を懸念していましたが…

ここしばらくは本当に注意しなければいけないと
思っております

みなさまもぜひ、この機会に
災害に備える準備を整えてみてくださいね

大きな被害がないことを祈ります

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