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【関東大震災から100年】今日は防災の日

こんにちは

今日は9月1日、防災の日です
皆様、日頃から備えはしておりますか?

今年は関東大震災から100年目です

東京一極集中の危険性について、
首都直下地震が起きた時にどうなるか、問われています

当時東京の人口は、約4,000,000人、
そのうち約100,000人が命を失い
約2,000,000人が住む家を失ったそうです

現在、東京にはそれよりもはるかに多い
約14,000,000人もの人が住んでいます

もしも同じような災害が訪れた時、
一体どれほどの被害が出るのでしょうか

今回は首都直下地震に対する備えについて
お話しさせていただきます


東京の人口、人口密度について

東京の人口は、14,094,034人、
うち、23区の人口は9,774,140人(2023年7月1日現在)、

人口密度に関しては、1キロ平方メートルあたり
15,576人だそうです

ちなみに、
近隣の神奈川県の人口は約923万人、
人口密度は1キロ平方メートルあたり3,821人

千葉県の人口は約628人、
人口密度は1キロ平方メートルあたり1,217人だそうです

東京の人口密集度がどれだけ凄いのかということが
わかると思います

その東京で、大規模災害が起こったとしたら
どうなってしまうのでしょうか?

しかも災害が昼間に起きてしまったとしたら
近隣の県から通勤や通学で東京に来る人が
たくさんいますので
さらに人口が多くなるはずです

大混乱が生じるのは、間違いありませんよね

食糧の危機

日本はエネルギーや食糧など、
多くのものを輸入に頼っています

そして、東京の食料自給率は0%と言われています

人口が集まっている分、土地がなく
作物を生産する事ができませんので、
東京に住む人々は、日々地方から届けられる食糧により
命を支えられています

もしも大規模災害が起こり、
地方からの輸送が困難になった時
店頭にあった品々は、瞬く間に棚から消えていくでしょう

そして、パニックに陥った人々がお店に殺到…

考えただけで、嫌ですよね

備えがなければ、まず飢えに苦しむでしょう

『支給があるからいいだろう』という考えが
浮かぶと思いますが、
暑くても寒くても、政府や民間の支援の行列に
並ぶことになります

当然、人口が多いのでその分途方もなく
長い長い行列になるでしょう

物資不足だけなら、日本では秩序が保たれるので
大きな問題にはならないでしょうが、
地震対策で絶対に忘れてはならない事があります

地震直後に起きる火災被害

1923年(大正12年)9月1日、11:58に起きた
関東大震災により、多くの被害が出ました

死者105,385人、全壊全焼流出家屋は
293,387戸にのぼったそうで、
被害者の9割は、地震直後に起きた火災で
命を落としてしまったそうです

そのほかにも、橋を渡って避難しようとした人々の前に
突如対岸から炎が押し寄せたそうです

引き返そうにも後ろには押し寄せる人々で
身動きが取れなくなり
川に落ちて多くの方が亡くなったと聞きました

また、上野公園には50万人もの人が
火災から逃れるために避難のために押し寄せたそうです

そして、火災の中でも特に恐ろしいと言われているのが
火災旋風と呼ばれるものだそうです

火災旋風には、風だけのものと炎が立ち上がるもの
2種類あったそうですが
後者は炎が意志を持ったかのように暴れ狂い、
まるで竜巻のように全てを焼き尽くしたそうです

100年前よりも、はるかに多い人口の東京都、
首都直下地震が起きたら、
間違いなく大きな被害が出るでしょう

特に木造住宅の密集地は、
建物の倒壊と炎の危険が極めて高いと言われています


災害直後のインフラ問題

首都直下地震もそうですが、
富士山噴火リスクも年々高まっていると言われています

にもかかわらず、東京都では320万人分の避難所しか
用意できていないそうです

それも、学校や公民館といったいつもの場所です

東京都もすべての人のために避難所を用意することは
困難だとわかっていて、
最近では在宅避難を勧める方向へを舵を切ったそうです

つまり、『基本的に自分のことは自分でやってくれ』
というわけです

ちなみに、もし首都直下地震が起きた時
広範囲で停電やガスが供給停止になり、
断水する地域も出てくるでしょう

電話やインターネットも使えなくなったり
交通には規制が入り、通行困難地域も出てくるでしょう

長期間インフラが使えなくなった時に備えて
東京都は最低でも一週間分の備えをするよう
勧めているそうです

しかし、その備えすら準備しているのは
たったの4割ほどの人だと言われているそうで、
災害大国日本で半数以上の人が
ほとんど備えていない状況は留意すべき出来事だと
思います

自分の身は自分で守るのです
守らなくてはいけないのは、自分の命です

どのような対策をしたら良いのか、
日頃からご自身で考えることは必要なことだと思います

備えの中で最も重要なのは、『水』

被害想定では、東京都内の上下水道の26.4%で
断水が発生、
復旧までに17日かかるかもしれない、とのことです

マンション住まいであれば、
停電で電動ポンプが動かなくなります

水がなければ、飲み水はもちろんですが
料理屋手洗い、トイレ、お風呂、洗濯など
身の回りのことでとても困りますよね

『給水車が来るから問題ないだろ』という方も
いらっしゃると思いますが
これまた給水待ちの長蛇の行列に並ぶのも
大変だと思いますし、
もしも被害が大きい場合は道路封鎖などで
車が通れない、と
いうことも起こりうると思います

また、人口が多すぎて給水車が足りない、という事態も
起こるかも知れませんし、
給水車がすぐに来てくれるとは限りませんので
助けを期待してばかりではならないでしょう

ちなみに東海トラフ巨大地震における給水車要請ルールと
いうものがあるそうです

南海トラフ巨大地震で被災した場合は、
次のことを前提として
給水車の要請台数を限定し、
用途を明らかにしたうえで要請する。

○発災から3日間における給水車の要請は
以下を原則とする。
・人命に関わる施設(病院・人工透析施設等)に限定する。
・給水車は応急給水施設への運搬に限定し、据置による給水は行わない。
・津波による浸水が想定される地域では活動行わない。
○給水車の機能別(加圧方式又は非加圧方式)に
要請を行う。


これは大規模災害こそ、自ら備えておかないと
大変なことになってしまうということが
よくわかると思います

対策としては、ペットボトル入りの水を買っておく、
ウォーターサーバーを契約する、
お風呂の水をいつも溜めておく、
水を使わなくても済むような対策グッズを準備する、
(ドライシャンプーや体拭き用ウェットなど)
消火栓や防火水槽の場所を確認しておく、
これは少なくともやっておいた方が良いと思います

私は十年以上前からウォーターサーバーを契約しており、
自宅には常時12L入りの水を10個ストックしています

ただし、家の中の備蓄にも限界があると思うので、
普段から近くで給水できるポイントがあれば
実際の災害マップであらかじめチェックしておくのも
良いでしょう

いざという時にポリタンクを持っていけそうな場所は、
事前に確認しておきましょう

そのポリタンクも、
あらかじめ準備しておくことも重要です

災害時はポリタンクはあっという間に
売り切れてしまうでしょうから…

やむを得ない場合は、段ボールに厚手のビニール袋で
代用することもできますが
ポリタンクがあるのとないとでは、
運搬の利便性や使用にあたってかなり違ってくるでしょう

また、手に入る水が飲用可能かどうかわからないので
高性能なポータブル浄水器もあると便利です

また、水道水が長期間止まったままだと
川の水に頼る人も大勢出てくるでしょう

そうするとあっという間に汚れてしまうでしょう

不衛生だと、食中毒や感染症を引き起こしたりします

トイレの問題

また、水の問題ということは、
トイレの問題も出てくるでしょう

便意や尿意を我慢し続けることはできません

断水してしまうと、当然自宅のトイレは
使えなくなってしまいます

そうすると必然的に用を足す場所に困ってしまいますよね

田舎で土地がある場合は、穴を掘って用を足せば
何とでもなるかも知れませんが、
都会ではなかなかそうはいきません

特に集合住宅では、トイレに関して大問題になるでしょう

場所によっては共同の災害用トイレも
設置されるかも知れませんが
圧倒的に個数が足りないでしょう

用を足すにも、大行列…考えただけで萎えますよね(笑)

しかも、共同となると汚れが溜まりがちになりますし
臭いも気になりだすと思いますし、非常に不衛生です

実際に、災害時にトイレを我慢しすぎて
体調を崩す方が多かったそうです

また、尿意をもよおさないように水分摂取を
控えてしまったがために、
エコノミークラス症候群となり
命を落とすケースもあるそうです

そして、災害発生後に配管が損傷している場合があるので
異常がないかの確認をしてからトイレを使うことも
忘れてはいけません

・便器の下部や配管から水が漏れていないか
・床下や天井裏から水が垂れる音がしていないか
・汚水の臭いはないか

特に集合住宅の場合は、排水管の損傷を確かめず
溜めておいた水などをバケツで流すと
1階のトイレから汚水が溢れる場合があるそうです

これらを踏まえて、トイレ対策も
できるだけしておいた方が良いでしょう

排水管に異常がある場合、不安な場合は
簡易トイレを使いましょう

”吸わせる、固める、密閉する”ことができるものならば
十分トイレの代わりになるため
なるべく自宅でトイレを使えるように工夫することを
オススメします

災害時のトイレ用品は「1日5回×1週間×家族の人数分」
備えが理想です

例えば、4人家族の場合の簡易トイレだと、
1人1日5回×7日分×4人=約140枚です

もし、市販の簡易トイレを1週間分用意するのが
難しい場合は、
新聞紙(猫砂)、ポリ袋といった簡易的な代用品を
うまく使い無理のない範囲から備蓄を始めてみましょう

また、トイレ用品も食料品と同様に
ローリングストックで、普段から必要な量を
確保しておくことをオススメします

使用した簡易トイレは、自治体の指示に従って
処理を行いましょう

※災害時に限り、汚物も含めて燃えるゴミに出しても
良いという指示が出る場合があります


電力の確保

災害発生後、広範囲で停電が発生し
一週間ほど電気が使えなくなる可能性もあることも
忘れてはいけません

ご自宅で医療機器を使用している方は、
命にかかわりますので電源の確保はマストです

また、この便利な現代生活に慣れた人が
いきなり電力を一切使えなくなってしまい
長期に渡るときっと精神的につらくなります

例えばスマホです

基地局が復旧すれば、SNSなどで
安否情報を発信したり確認できますし
ラジオのアプリを入れておけば、
さらに多くの情報を得られるでしょう

また、懐中電灯の代わりにもなったり暇つぶしもできます

スマホの電源を確保するくらいはしておきたいですね


そのほかにも自家用車がある方は、
常日頃からガソリン切れにならないように
しておくことも重要です


食糧の備蓄

先ほど食糧の危機についてお伝えいたしましたが、
せめて一週間分くらいの食糧は
備蓄しておいた方が良いでしょう

私はカップ麺、米、パスタ、塩、梅干し、味噌を
備蓄しています

そして、カセットコンロも準備しています

特にガスはインフラの中で一番復旧に
時間がかかると言われていますので
普段からカセットコンロや固形燃料に慣れておくと
いざという時に助かるかも知れません

また、寒い冬に暖をとるため
カセットガスを使ったストーブもありますので
準備しておくと便利でしょう


まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

今年は関東大震災からちょうど100年の年、
そして9月1日はまさに関東大震災がやってきた日です

今一度、身の回りのものを確認したり
必要なもののリストを作ってみましょう

そして、災害時に家族とどのように連絡を取り合うのか
しっかりと決めておくことも大切です

日本は災害大国なので、これは東京都民に限らず
日本に住んでいる限り全ての方々に備えていただきたいと
思い、記事にいたしました

今から対策をしておけば、大難を小難に変えることができるからです

少しずつ意識して備えていきましょう

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