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しその葉の健康効果

こんにちは

しその葉はお料理をさらに美味しくさせる
名脇役的な存在だと思っています

特に好きなのは、明太子クリームパスタの上に
千切りにした青しそをのせて食べることです

あの香りと味わいが、
さらにパスタを美味しくさせます

美味しいだけではなく、
しその葉に含まれる栄養価が、とても高いそうです

今回は、しその葉についてお話しします


しそについて

・しその栽培、収穫時期

しそは、
(紫蘇、学名:Perilla frutescens var. crispa)
シソ科シソ属の植物で芳香性の一年生草本です

一年草で、茎は四角形で直立し高さ1 m程になり
葉は対生に付き、長い柄があり、広卵形で先端は尖り
縁には鋸歯があって緑色または赤みを帯びます

品種によっては葉が縮れる場合もあります

花期は晩夏頃で、花穂が次々と開花します
花序は総状花序で、白から紫色の花が多数できます

野菜としての旬としては、
青ジソは夏から秋(7 - 10月)、
赤ジソは初夏(6 - 7月)とされています

ヒマラヤ、ミャンマー、中国南部などが原産で
各地で広く栽培されています

日本には中国から伝わったとされ、
縄文時代の遺跡からもシソの種実が
出土しているものの、本格的な栽培が始められたのは
平安時代とされているそうです

自宅で比較的簡単に栽培することができ
独特の清涼感のある香りを有することから
虫がつきにくいです


しその品種

しそには多数の品種や栽培品種があります

しそは本来赤しそのことで、
青しそはその変種だそうです

通常、食用にするのは青しそと赤しそで、
青しそは大葉の名でも知られている

大別すると、葉が赤紫色の赤しそと、
葉が緑色の青しそがあり
そのどちらにも葉に細かい縮みがあるチリメンジソと
葉に縮みがないタイプがあるそうです

ペリルアルデヒドに由来する特有の香りと
辛味を持った和風ハーブの代表格とされ
葉はもとより、若芽、花穂、実も食用にされ、
主に刺身や手巻き寿司、
冷奴などの料理の香味付けや
彩りなどの添え物、魚の臭み消しなどに使われます

青しそは、緑色が濃くて軸の先が新鮮で
変色していないものが良いとされています


・赤しそ(赤紫蘇)

アントシアン系の赤橙色のシアニジンという
色素成分を含み、日本では梅干しを作る際に
梅の成分であるクエン酸によりシアニジンが強く
赤く発色することで、
梅干しの発色や漬物の色づけに使われます

葉を乾燥させたものは
七味唐辛子に配合されることもあるほかに
ふりかけなどにも用いられます

また、熟さない実を付けた穂じそや
花が開き掛けの花穂じそは、刺身のつまにつかわれます

湯で煮て砂糖を加え、
シソジュースにすることもできます

赤しそは酸に触れると鮮やかな紅色に発色する
性質がありますが、灰汁(アク)が強いため
最初に塩揉みをして出てくる黒いアク汁だけを
捨てます
梅干しづくりで梅の実と一緒に漬けるときは、
アク汁を出したあとの赤しそに、
梅酢を少量かけると美しい赤色が得られるそうです


・青しそ(青紫蘇)

日本では葉や花を香味野菜として刺身のつまや
天ぷらなどに使われます
青しその若葉を摘んだものは大葉(おおば)と呼び
薬味として用いられることも多いです

香りがよく、ほのかに苦味があり
お料理の味を引き立てます


しその名称の由来

漢名(中国植物名)では「紫蘇」で
和名の「シソ」は漢名の読みに由来するそうです

「紫蘇」は伝説で若者が蟹による食中毒を起こし
死にかけた時に、しその薬草を煎じて飲ませたところ
回復したことから、紫の蘇る草の意味でついたそうです

もしくは、蟹を食べて食中毒になり
死にかけた子供に、紫のしその葉を食べさせたところ
蘇ったため、この草を「紫蘇」と呼ぶようになった
とも伝えられているそうです

ちなみに漢字の「紫蘇」は、
もともと赤しそに由来するそうです

しその葉の色は緑のものと紫のものと二種類あり、
あの独特の香りも人気です


青しそ?大葉?

青じそが流通し始めたのは1961年頃だそうで
静岡のつま物生産組合が青じその葉を束ね
大阪の市場に出荷したのが始まりだそうです

このとき、販売するために考えられた商品名が
「大葉」だったということです

青じそを販売する際に、芽と葉の区別が必要となり
葉に「大葉」という商品名を付けたことがきっかけで
その後、愛知県豊橋市でも
大葉という名前で出荷を開始し
売れ行きが良かったことから、
東京市場にも出荷されるようになり、
青じそは大葉という名前で世の中に浸透したそうです

ちなみに呼び方の違いには、
住む地域も関係しているそうです

しそと呼ぶのは、中部地方から東の日本海側に多く
関西より西では大葉と呼ぶことが多いようです


しその葉の栄養価

しその葉は栄養価が非常に高く、
中でもカロテン(ビタミンA)の多さは
全野菜の中でもダントツで
β-カロテン、カルシウム、カリウム、鉄分といった
ミネラルも豊富で
ビタミンもB1、B2、Cと豊富に含まれています

特にβ-カロテン、カルシウム、ビタミンB1の含有量は
野菜類の中でも群を抜いて優れているそうです

しそ特有の香りの元である精油成分の
ペリルアルデヒドは、臭覚神経を刺激し
胃液の分泌を促し、食欲を増進させるほかにも
健胃作用や強い殺菌作用により食中毒の予防にも
効果が期待できるそうです

また、ポリフェノールの一種である香り成分には、
強い抗酸化作用があるそうです

ちなみに、しその葉の主な効能は以下のとおりです

貧血予防
腹痛改善
食欲増進
神経痛予防・改善
リュウマチ予防・改善
動脈硬化予防・改善
骨粗鬆症予防・改善
アレルギー(花粉症など)予防・改善


しその葉でダイエット効果?

意外に思われるかもしれませんが、
しその葉はダイエット効果も期待できる食材だそうです

そのカギとなるのが、しその葉に含まれる
カリウムとロズマリン酸です

カリウムには優れた利尿発汗作用があり、
また、ポリフェノールの一種であるロズマリン酸は
優れた抗酸化作用と整腸作用により
腸内環境が改善されアンチエイジングや
便秘などの効果があり、
これらの効能・効果がダイエットに良い効果を
もたらすとされています

また、その他にもビタミンC、鉄分、カルシウム、
ミネラルなど健康に良い優れた栄養素が
豊富に含まれているので、
安眠効果、鎮痛、解熱、貧血予防が期待出来ます

しその葉の独特臭い成分・ペリルアルデヒドには
優れた健康効果がたくさんあります

まず消化酵素の分泌を促し、食欲を増進させ
胃の調子を整える効果が期待できます

また、殺菌、防腐作用などもあるので、
食中毒を予防する効果が期待できます

ですので、夏は料理にしその葉を合わせると
夏バテと食あたりを一緒予防できるのでオススメです

また、しその葉にはアトピー性皮膚炎、
花粉症などのアレルギー症状を緩和する効果があり
一年を通じて食したい食材です


しその保存方法

保存方法は、湿らせたペーパータオルなどで包み
ビニル袋に入れて乾燥を防ぐと
冷蔵庫で数日ほど持ちます


青しそ(大葉)を大量消費!ノンアルモヒートのレシピ

青しそ(大葉)を大量に摂ろうと思っても
なかなか食べられませんよね

そこでオススメしたいのは
青しそ(大葉)のノンアルモヒートです

水分補給もできますし、大葉も食べることができ
一石二鳥です◎

【材料】

・青しそ(大葉) 10枚くらい
・レモン汁 1/4個くらいの量(目安)

・お好みの砂糖 大さじ2

せっかくなら、
体に良い・優しいお砂糖を使いましょう

甘さはお好みで調整してくださいね

・炭酸水 150〜200ml

・氷 冷やすために使います


【作り方】

1.グラスやデキャンタに大葉をちぎって入れ
お好みのお砂糖とレモンを絞りながら入れます

2.マドラーなどで大葉をつぶすようによく混ぜます

3.氷と炭酸水で割って飲みます

※もし『やっぱお酒が飲みたい!』という方は
お酒を少量入れて飲むのも美味しいと思います◎

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まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

旬は過ぎてしまいましたが、
一年中小売量販店で売られているので
手に入りやすい栄養価の高い野菜です

天ぷらにしても美味しいですし
いろんなお料理に乗せても美味しいので
ぜひ積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか?

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