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ジャズピアノの巨匠・チックコリア様

こんにちは

今日は公休日です

アラームをかけずに寝たのに、早朝に目覚める…

そして、私も崇拝する
ジャズピアノの巨匠・チックコリア様の訃報が
目に飛び込み

朝からずっと名盤を流しています

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1960年代から現代まで精力的に活動を続け
ジャズシーンにおいて
多彩な活躍を見せてきたジャズピアニストです

幅広いジャンルで
多くの名演と名盤を世に送り出しました


チックコリア様の訃報

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今月9日にがんでご逝去されていたことが、
Facebookの公式ページで発表されました

79歳だったそうです

まれな種類のがんを患っていたことが
ごく最近になって判明していたそうです

発表文では、チックコリア様が生前に残した
メッセージも掲載されました

私と旅を共にし、
音楽の火を明るくともし続けることに協力してくれた
すべての人に感謝したい

私の願いは、
演奏や制作、パフォーマンスなどをしたいという
気持ちがある人には、それをしてほしいということ

自分のためでなくとも、ほかの人々のために
世界にはもっとアーティストが必要だと
いうだけでなく、
単に本当に楽しいものなのだから

とつづられています

スペインや500マイルズ・ハイ、ラ・フィエスタなど
ジャズの名曲を世に送り出されました

ハービー・ハンコック(Herbie Hancock)氏や
キース・ジャレット(Keith Jarrett)氏と並んで
20世紀を代表するピアニストの一人となりました

米グラミー賞(Grammy Awards)受賞歴は計23回に上るそうです


ジャズファンを魅了し、ジャズミュージシャンに影響を与え続けてきた

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1941年にマサチューセッツ州にある
チェルシーで生まれ、
幼少期からピアノに触れて育ち
(4歳からピアノを始められたそうです)

高校を卒業後、
ニューヨークのジュリアード音楽院で学ばれたそうです


1960年代半ばから
本格的にプロとして活動をスタートし

1964年頃からブルー・ミッチェル、ハービー・マン、
モンゴ・サンタマリアらとの共演

1966年にはデビュー・アルバム
『トーンズ・フォー・ジョーンズ・ボーンズ』を録音(発表は1968年)

1968年後半からハービー・ハンコックに替わり
マイルス・デイヴィスのグループに加入し
『イン・ア・サイレント・ウェイ』、
『ビッチェズ・ブリュー』などの
アルバムに参加しました

この頃からマイルスの指示で
エレクトリック・ピアノフェンダー・ローズ
弾くようになったそうです

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実は当初、チックコリア様は
この楽器を嫌っていたそうなのですが 笑
1970年代にはチックのサウンドに欠かせない
楽器となっていったそうなのです
マイルス・デイヴィスのバンドに参加するなど
早くから才能を発揮しました


フリー・ジャズ寄りの
自由でアグレッシブなプレイングで
注目を集めていきました

また、このバンドで
キーボードプレイを磨いたことも影響し1971年には
自身のキャリアを代表するフュージョンバンド

リターン・トゥ・フォーエヴァーを結成しました

数々の名盤を生み出し、不動の人気を確立しました


その後も
チック・コリア・エレクトリック・バンドや
チック・コリア・アコースティック・バンドといった
バンド編成での活動を精力的に行い、

一方でソロやコラボでの作品も多数発表しました

来日公演も何度も開催しており、
日本のジャズファンにもなじみ深い
ジャズミュージシャンとして知られています

また、2008年には日本を代表する
世界的ジャズピアニストの上原ひろみさんとも共演

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日本武道館でのデュオ公演も行い、
大きな注目を集めました


2019年にはブルーノート東京で来日公演を行いました

70歳を超えても、ジャズシーンの第一線で
挑戦し続けていらっしゃいました


巨匠の演奏スタイル・音楽性

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ジャズを基本に
ボサノバ、ロック、クラシックなどといった要素を
織り交ぜた楽曲およびプレイを得意とされていました

イタリア系とスペイン系の血をひくためか
メロディにもリズムにもラテン色が強かったです


初期にはフリージャズに手を出されたり
リターン・トゥ・フォーエヴァーでは
ラテンやハードロック調の演奏、

ロイ・ヘインズらとストレートなジャズ、
ゲイリー・バートンとの耽美的なデュオ、

さらにはクラシックでオーケストラと共演など
多面的な活動をされておりました

チックコリア様が生み出すメロディーには
一貫した彼独特の響きがあり、
それが彼の長年にわたる
人気の秘密となっていたのでしょう

ジャズ界でも群を抜く多作家と言われていたそうで、1970年代には1年に2枚以上のペースで
多い年には4枚!

しかもそのほとんどがオリジナル曲という、
驚くべき創作エネルギーの持ち主であったそうです


オススメの名盤


1.ライト・アズ・ア・フェザー

リターン・トゥ・フォーエヴァーとして
1972年にリリースされたアルバムで、
同バンドを象徴する名盤のひとつとして有名です

特にスペインという収録曲は
チックコリア様を象徴するナンバーとして
広く知られていて、
ラテン系の色味の強いリズミカルな一曲となっています

この曲はフュージョンを代表する名曲として
さまざまなミュージシャンもカバーしており、
日本でも佐藤竹善さん、松本孝弘さん、
平原綾香さん、久保田利伸さんといった
有名アーティストが、カバーを披露しております

チックコリア様を知る上で、
欠かせない一曲と言えるでしょう


2.デュエット(Duet)

チック・コリア様が上原ひろみさんと共作した
ピアノ・デュオによるアルバムです

2人の個性がはっきりと表れた旋律による
掛け合いが見どころで、

とにかく楽しさに満ちた演奏が展開されるのが魅力です

ジャズの自由さ、多幸感、チックコリア様と
上原ひろみさんのそれぞれの音楽への情熱や愛が
真っ直ぐに伝わってくる名演を収めた作品として
必見であります



3.チック・コリア&ゲイリー・バートン・イン・コンサート

1979年10月に
チューリッヒのリマートハウスで行われたコンサートを録音したライブ作品です

この日のコンサートは
ジャズ・フュージョン界を代表する
ヴィブラフォン奏者のゲイリー・バートンと共演した
伝説的な名演として知られています

チックコリア様のスリリングで大胆なプレイングと
ゲイリー・バートンの奏でる
幻想的なヴィブラフォンサウンドが織り交ざった
アンサンブルが最大の魅力で、

プレイヤーとしてのチックコリア様の真骨頂を
臨場感たっぷりに味わえる名盤です



まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

今日一驚きとショックなニュースで、何も手につかず
記事を書き出したのもこんな時間になってしまいました

ジャズフュージョン界において大きなインパクトを残し
沢山の人々を魅了したチックコリア様

多くのミュージシャンにも、絶大な影響を与えました

私も音楽に携わる者の一人として、鍵盤弾きとして
かなり影響を受けております

今日一日これまでの作品をずっと聴いていて
改めてハッと気づいたり
素晴らしすぎて感動したり

たくさんお勉強させていただきました

この世を去られても、彼の功績はこれからもずっと
受け継がれていくことでしょう

2021/02/09 R.I.P

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