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【303/1096】コミュニケーションはキャッチボール

303日目。子ども向けのワークショップのお手伝いをさせてもらった。やっぱり子どもとの交流は楽しいな~と思う。「先生」と呼ばれるとくすぐったいのだが、今日は訂正する間もなく、慕ってくれるのは嬉しい。


昨日の記事が思いのほかたくさん読んでくださっていて、嬉しい。感想をいただいたり、シェアしていただいたりして大変ありがたいです。

というわけで、今日はコミュニケーションについて書いてみる。

コミュニケーションは、キャッチボールだと思う。
つまり、インタラクティブ、双方向。
特に、対話は、キャッチボールである必要がある。
しかし、コミュニケーションをキャッチボールでするには、ものすごく努力が必要なのである。
そのことが、あまり知られていないような気がする。

キャッチボールの努力をすることをやめて、ドッヂボールになると、相手がキャッチできないような言葉を投げつけることになる。
ドッヂボールのコミュニケーション。
(昨日の記事の私のグループセッションの話はドッヂボールの例ですな)

ドッヂボールは、関係を切るコミュニケーションである。
相手が受け取れようが受け取れまいが関係なく、自分がいかに相手にボール当てられるか?に集中している。
ヘイトスピーチなどはその典型だ。

キャッチボールでコミュニケーションは、相手がキャッチすることを前提として、また、それを了解してくれていることが前提のコミュニケーションになる。
キャッチボールを続けるのは、双方がキャッチボールしようという意志が必要であり、それをし続けるためにはスキルも必要になる。
(スキルと言うより、もともとそういう性質が備わっている人も中にはいるが、それがなくてもスキルで補えるので。)

そして、相手がドッヂボールをしてきても、こちらはキャッチボールをし続けることができるか?というのが、対話をするために必要なことである。
対話力というのは、そういう力だ。
本当に対話する力を持っている人は、こちらからは、絶対に見捨てない、諦めない、ずっと見続けている。
途中で投げ出すということをしない。
コミュニケーションとはそういうものだと知っている。
傾聴と共感だけでは、対話は成り立たない。

そして、人は、自分に関心を向けてくれる人に心を開くのだ。
興味なさそうにしている人や、自分のことばかり言ってくる人や、なぜ?どうして?と自分の好奇心を埋めるための質問をしてくる人には心は開かない。
ジャッジされるために心を開く人はいない。

野球のキャッチボールをするとき、もちろん暴投したり、相手が取りこぼしたり、ボールが届かなかったりといろいろあるだろう。
コミュニケーションのキャッチボールも同じだ。
「次は低めに投げてみていい?」
「ちょっと強めのも受けられるかな?」
「このくらいでどう?」
「いいね!」
「ナイスキャッチ」
「あ、おしい!」
などと言い合うのと同じ。

キャッチボールしているつもりがいつの間にかドッヂボールになっていたり、
ドッヂボールになったからもういいやと逃げ出したり、
やられたらやり返そうとしたり、
いろいろ起きるかもしれない。
けれども、「そもそも私は何をしたいのか?」をいつもいつも思い出す。
「キャッチボールのコミュニケーションをしたい」のだ。
相手と関係性を継続するための、キャッチボール。
そのためのコミュニケーションだ。
キャッチボールには練習がかかせない。

そして、自分の身体との対話も、
つねにキャッチボールである。
他者との関係性の前に、自分との関係性を継続するのに
身体との対話はものすごく役に立つ。
なぜなら、他者とやっていることは、身体とも必ずやっている。

自分がどれだけ身体を無視しているかは、
どれだけ人の話を聞いていないか。
自分がどれだけ身体を待てていないかは、
どれだけ人の話を奪っているか。

自分の身体を無視しないで、待って応じる。
そうすると、他者とのコミュニケーションも、相手を待って、相手からの反応に応じることができるようになってくる。

ここでいう身体とは、肉体だけのことではなくて、肉体と精神を合わせたものである。
だから、身体との対話力が高まると、他者との対話力も高まる。
この辺はものすごく面白いところです。
私は毎日、これをやるのが面白くて、わりと夢中です(笑)

では、またね。


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