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ドイツでひとり暮らし、遺言について考える

こんにちは、

ドイツでひとり暮らし、ウェルネスをしているまゆみです。


最近病院に行ったり、不安にかられて予防接種を受けたりするなかで、

ふと人生について、さらには人生の終わりについて考えました。(突然!)


死って、ある日突然訪れるものではなくて、

いま生きているこの瞬間が、いつか死になるときがくるのかもしれない。

というか、死は人類にとって避けられない、必ずくるものです。

普段やるべきことに追われたり、

自分を見つけようともがいたり、

目の前のことでいっぱいいっぱいになったりしていると、

正直、自分が必ず死を迎える存在だと気づくことは難しいし、いまこの時間がどれだけ価値のあるものなのか、意識することも難しい。


スティーブ・ジョブズは有名なスピーチのなかで、

17歳のときから、毎日自分にこう問いかけたと言います。

もし今日が人生最後の日だったら、私は今日しようとしていることをしたいと思うだろうか?


そしてその後、世の中にとてつもない影響を与える成功者となったジョブズが、

死ぬ直前に残したと言われる言葉には、信じられない重みがあります。

私は、ビジネスの世界で、成功の頂点に君臨した。
他の人の目には、私の人生は、成功の典型的な縮図に見えるだろう。しかし、いま思えば仕事をのぞくと、喜びが少ない人生だった。
人生の終わりには、お金と富など、私が積み上げてきた人生の単なる事実でしかない。病気でベッドに寝ていると、人生が走馬灯のように思い出される。
私がずっとプライドを持っていたこと、認証(認められること)や富は、迫る死を目の前にして色あせていき、何も意味をなさなくなっている。
この暗闇の中で、生命維持装置のグリーンのライトが点滅するのを見つめ、機械的な音が耳に聞こえてくる。
神の息を感じる。死がだんだんと近づいている。。。。
今やっと理解したことがある。
人生において十分にやっていけるだけの富を積み上げた後は、
富とは関係のない他のことを追い求めた方が良い。
もっと大切な何か他のこと。それは、人間関係や、芸術や、または若い頃からの夢かもしれない。終わりを知らない富の追求は、人を歪ませてしまう。私のようにね。
神は、誰もの心の中に、富みによってもたらされた幻想ではなく、愛を感じさせるための「感覚」というものを与えてくださった。私が勝ち得た富は、私が死ぬ時に一緒に持っていけるものではない。
私があの世に持っていける物は、愛情にあふれた(ポジティブな)思い出だけだ。これこそが本当の豊かさであり、あなたとずっと
一緒にいてくれるもの、あなたに力をあたえてくれるもの、あなたの道を照らしてくれるものだ。
愛とは、何千マイルも超えて旅をする。人生には限界はない。行きたいところに行きなさい。望むところまで高峰を登りなさい。
全てはあなたの心の中にある、全てはあなたの手の中にあるのだから世の中で、一番犠牲を払うことになる。

あなたのために、ドライバーを誰か雇うこともできる。お金を作ってもらうことも出来る。けれど、あなたの代わりに病気になってくれる人は見つけることは出来ない。
物質的な物はなくなっても、また見つけられる。しかし、一つだけ、なくなってしまったら、再度見つけられない物がある。
それは人生で、つまり命のことさ。
手術室に入る、その時になって病人は「健康な生活を送る本」をまだ読み終えてないことに気付くんだ。

あなたの人生がどのようなステージにあったとしても、誰もが、いつか、人生の幕を閉じる日がやってくる。
あなたの家族のために愛情を大切にしてください。
あなたのパートーナーのために、あなたの友人のために。
そして自分を丁寧に扱ってあげてください。
他の人を大切にしてください。

出典:https://nakayuuya.com/post-484



誰しも、今日が自分の人生の最後の日だとは信じたくない。


だけど成功者のジョブズも、ドイツでひとり生きる31歳の私も、

影響力や能力に数万光年の差こそあれ、

結局は同じ人間です。

だから、私もいつか必ず死を迎える日がきます。


私たちはそのときに、どう思うのでしょう。


終わりを考えることで、いまをより良く生きることができる。

そう信じて、自分の人生を生きていたいと思います。


あなたはあなたらしく、わたしはわたしらしく。