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健康診断

学校に通っている頃の健康診断はけっこうアバウトで、身長体重。何年かに一回心電図とかレントゲンがあったが、採血はなかった。

作業所に通いだして1年半だが、昨年の健診で脂肪肝が発見されてありがたかった。

今年も健康診断が始まった。今日は身長、体重、血圧を測り、明日は医師の問診と採血、採尿便潜血などの検体検査がある。

血液以外の検体は自宅でとって持っていくので、問題はない。採血も大丈夫。問診は訳がわからないだろうが数分なら座っていることはできる。レントゲンもバッチリだ。

なんの問題もないように思えるが、実はとんでもない問題があった。体重測定だ。

彼の体重に関する興味は、もはやこだわりに近く、0.2kgでも増えていたら毎朝大騒ぎだ。今日はジーパンを履いたまま体重を測る。絶対に大騒ぎになる。

そう思った私たち親はジーパンを履いて体重を測る予行演習することにした。

案の定、まず体重計の上で地団駄踏んで悔しがり、壊れていると思ったのか振り回し、ボタンを触りまくり、そのあと何回も測り直し、最後は「怒りの躍り!フラメンコ!」とか言い出して踊り出してしまった。

服で1kgくらい増えたからだ。それが理解できない。

服を脱いで測って、1.5kg減ると満足げにしている。これはヤバイ。たぶんおもむろにパンツ一丁になって測定しようとするだろう。

早速、事業所に連絡してそれらの行動を説明する。事業所では、用紙に記入するときに1.5kg引くようにするなどの対策をたててくれるそうだ。

まだ帰ってこないが・・・どうなることやら。

こんな風に、こだわりを持つと何かひとつのことには有利に働く(今回の場合はダイエット)。でも、それがすべてのことに有利に働くわけではなく、どこかで歪みを起こしてしまう。

時間へのこだわりもそうだ。

なるべく、本人がそのこだわりを良く活かせるような生活様式を整えているつもりだが、他者との関わりの中で生活しているのだから、それが通じない場面だってある。

いかに協力的な事業所に通うかというのは、けっこう大事なことだなぁと、今さらながら思う。

ちなみに、先日のトイレを汚した件は誤解が解けて企業にも説明してもらえたようだ。クレーマーと思われないように説明するのは難しい。

まだまだいろんなことに手がかかりそうだ。

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