見出し画像

何もしないをする旅行2日目を振り返る

さてさて
2日目…寝坊した2人は
シトシトと雨が降る中
近くの神社へ向かった。

霧がかかる山
雫が落ちる緑

青葉には雨がとてもお似合いだ。

マイナスイオンが降り注ぐ神社

経営者の のぶはご祈祷
私は娘の病気に願いを込めた。


どのくらい神社へ居たのだろうか。
驚くほど…
ゆっくりと時が流れていた。

行きたかったお蕎麦屋さんは
お昼の営業を終えていた。

他の店へ向かいなんとか遅いランチを終え
夜のデザートを買い部屋へ戻った。


夕飯まで少し時間があるし
冷えたから
露天風呂に入ろうって

壺風呂のような露天風呂に一緒に入る。

2人同じ方向を向き
相変わらず美しくさえずる鳥の声と
パラソルに落ちる雨音

空を眺め
緑を眺め
チョロチョロとつたい流れていく温泉の湯の音が聞こえる。

ただ…それだけ。


車やバイク…人の声…テレビの音も
どこかの誰かの携帯の着信音も
犬の鳴き声も…カラスの鳴き声も


何も無い…

自然の中で静かに温泉に浸かる。
なんて贅沢な時間なんだろう。

それにしても

お風呂ってどうして身体だけじゃなく
心の距離も縮めてくれるのだろう。
とても不思議だ。

気持ちよさそうにしている
のぶを見ていたら
足裏をマッサージしてあげたくなった。
のぶに触れ…急に変なスイッチが入った私は

イヤ…厳密に言うと変なスイッチを入れたのはのぶだな!!!

いつの間にかのぶに跨っていた。

雨とは言え
まだ外は明るい
いけない事をしているような…
部屋の露天風呂とは言え外でしているような…
喘ぎ声が漏れ…ふと我に返る…
そんな事を繰り返し私は何度となく天に昇った…
成すがまま…開放的な時間だった。





そして
その夜


のぶに抱っこされ目を瞑る…
【腕枕で脚を絡めるスタイル】
アソコに触れても居ないのに
腹筋を震わせ
子宮はピクピクとイキ続けていた。

脚をバタ突かせ…もがく様は
誰にも理解されないだろう。


私、今回の旅行で…本格的な赤ちゃん返りをしてしまった。
なんの躊躇も無く
なんの恥ずかしさも無く…本当に無意識
何も考えていなかった。。。
本能ってこの事なのかな?
きっと、のぶと言う男の存在…
その のぶの安心感の中で…私の本能を晒した。。。

のぶは私をたくさん愛してくれた。
愛って言っても…
私が欲しがった親子愛に近いのかな?
自分でも良く分からないけど



私が無意識に求めていた事を全て受け入れて与えてくれた。


叱って…
褒めて…
ギュッてして…
いい子いい子して…

普段から
のぶは私を褒めてくれるが
それは容姿でもファッションでも無く

ふとした気遣いをありがとう。
いつも気が利くよね。
なかなか気が付かないものなんだよ。
そう言うところ。

と…伝えてくれるが

私は本当に何も考えずにしている事を
のぶはちゃんと見ていてくれて
それを褒めてくれる。

当たり前のことなんだけど

靴を揃える
脱ぎ散らかした服を畳む
床に放ったバスタオルを掛ける
無くなったパンツを探す…笑
箸とスプーンを持ってくる
歯ブラシの封を切り使いやすい所へ置く
タオルを洗面所に並べる



ん?もしかして
私はのぶのお母さんみたい?と聞くと

通常はお母さん
エロになると赤ちゃん

と言って笑った。。。


逆を返せばのぶは

私の前では、だらしない社長子供
エロは全てを包み込んでくれる優しいお父さんという所だ。

お互いがお互いを補いバランスを保つ為に
必要で大切な存在だと
また改めて気付かされたのだった。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?