06 │ 短歌
白いシャツへと誘われたあぶらむし
ぼくのアオさを取り戻す道
ぼくたちは気づけば"大人"と呼ばれていた。
あの頃は友の一言に傷ついて人知れず泣いたり、
言葉を選べず人を傷つけたりもしてきた。
そのくせ"好き"にはめっぽう弱く行動をためらう。
「そんな日もあったね」と笑って話せる
ぼくたちは大人になった。
ぼくたちは初めから大人だったわけじゃない。
悔しくて泣いた日、嬉しくて泣いた日、
ごまかしで笑った日、手放しで笑った日、
そんな日を繰り返しで大人になった。
上手く飛べずに障害物にぶち当たって
長く、強く飛べる大人になった。
いつもの道を振り返って口に出してみる
「これまでは悪くなかった」って。
きみにいいことがあるように
2020.0506 is here .
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