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揺らめくピアスにいつまでもトキメキを。きまぐれに言葉をしたためます

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揺らめくピアスにいつまでもトキメキを。きまぐれに言葉をしたためます

最近の記事

14 | 短歌「am2:00」

全身に油をさして丁寧に使いこなされたいのよ、あたし ほんとはね、あと二本分くらい君にリップ食べてほしかったんだ 連絡が返ってこなくてもいいの全部コロナのせいにするから シケモクが溜まるのが好きというよりベランダ越しの微笑み見たさ 『まあだだよ』あと何度するスクロール。無音足音、君の名はいつ

    • 13 │ 短歌 「いにしえ」

      初恋を追いかけて春 君の名をアルバムでしか見ないけれども 音鳴らし弦を押さえて光る指 ぼくを好きだと言ってたくせに あの頃ぼくは君だけの赤レンジャーだった木の棒握りしめて

      • 12 │ 短歌 「悪口」

        輪郭に触れたことなどないのにさ言葉のナイフで刺すのはヤメよ 悪口を言うやつなんて野菜以下 野菜ですらも芯(ハート)があるもの 弱きよわき心たちよ消えてしまえ、帰るべき場所へおかえりよ

        • 11 │ 短歌

          相葉くんのはひょーが聞こえるCM そちらの町に夏は来たろか あなたにとっての 《なつのはじまり》は どんなときですか? 布団がタオルケットになった時、 服が半袖に変わった時、 歩くだけで汗ばみはじめた時、 サイダーを飲みたくなった時、 コタツを押し入れにしまう時、 わたしはムヒのCMに夏のはじまりを感じる CMが始まるとまるで「もうすぐぼくたちが襲いに行くからな!」とでも言われているような気持ちになる。全国の蚊たちに宣戦布告をされているような気分になる。 あぁこれから

        14 | 短歌「am2:00」

          10 │ 短歌

          口実をつくれることがうれしいな いつもありがと カーネーションを パパと出会ってくれて ありがとう 悩んだら誰よりも話を聞いてくれて ありがとう 嬉しい時は誰よりも笑顔で抱きしめてくれて ありがとう 手を引いて新しい世界を見せてくれて ありがとう 毎日ごはんを作ってくれて ありがとう 毎日苦手な朝を起こしてくれて ありがとう 毎日洗濯をしてくれて ありがとう たくさんのことを教えてくれて ありがとう いつか言おう言おうと思っていたことを きょうは花に託してもいいですか

          10 │ 短歌

          09 │ 短歌

          いいね!すら躊躇しちゃうね好きだから タイミングとか考えたりで きみの新しいpostをチェック。 もう毎日見てるから投稿数秒後なのに 上位に出てくる。 アルゴリズムを軽く恨む。 すぐいいね!しちゃう? 一日寝かせておこうか? たった一枚の写真がこんなにも悩ませるなんてね 2020.0509 is here .

          09 │ 短歌

          08 │ 短歌

          お相手をしてくださる? マンホールを踏むたび踊る マイムマイム いつもの帰り道を ゲームの中にいるかのように 攻略をしていくように 代わり映えのない毎日を どう捉えるのかは自分次第で 面白みは作れる きょうはどんなゲームをしようか? いつかあなたにも教えてあげるね 2020.0508 is here .

          08 │ 短歌

          07 │ 短歌

          つぎどんな君が出るのかみつめてる マトリョーシカのような横顔 コロコロと表情が変わる人は見ていて とても愉快なきもちになる つられてこちらも豊かな気持ちになります。 あけてみるまで分からない うごくマトリョーシカのような表情を つい見てしまいます。 きっと感情に正直なんでしょうね 2020.0507 is here.

          07 │ 短歌

          06 │ 短歌

          白いシャツへと誘われたあぶらむし ぼくのアオさを取り戻す道 ぼくたちは気づけば"大人"と呼ばれていた。 あの頃は友の一言に傷ついて人知れず泣いたり、 言葉を選べず人を傷つけたりもしてきた。 そのくせ"好き"にはめっぽう弱く行動をためらう。 「そんな日もあったね」と笑って話せる ぼくたちは大人になった。 ぼくたちは初めから大人だったわけじゃない。 悔しくて泣いた日、嬉しくて泣いた日、 ごまかしで笑った日、手放しで笑った日、 そんな日を繰り返しで大人になった。 上手く飛

          06 │ 短歌

          05 │ 短歌

          コイノボリ揺れ動くたび なぜでしょう ぼくのこころも ざわめくのは 子供のころを思い出すと、小さいあたまで 色んなことを考えていたなあと思う 自分はどこからやってきたのか、 いつも歩く歩道橋はどうやってできてるのか、 鶏肉って形が違うのにニワトリだもんなぁ、 飛行機はどうして飛べるのか、 今なら分かる沢山のことに 『なぜ』『どうして』が止まらなかった。 《知りたい》というのは 一種の恋みたいなもののように思える。 人を好きになるより前に だれもが恋する瞬間のように思え

          05 │ 短歌

          04 │ 短歌

          自撮りかよとか思わずに インスタの画面だけでも視線合わせて "人は7秒見つめられると恋に落ちる" なんていうのにきみを目の前にすると 視線の落としどころに迷う。 見えるのは、品よく動く指先や、手入れされた靴や意味深な携帯のステッカーたち。君よりも君を形取るすべてのものを好きになってしまいそうだ。いや、そうじゃない。君が主の装飾にさえ心を奪われているんだ。 目の前にすると語れない沢山のこと、 沢山の思いが瞳は語っている。 わたしのひとみたちよ、 画面越しより君に届け。

          04 │ 短歌

          03 │ 短歌

          これまでの駄作は パッチワークライフのようだ 紡がれていく 書きつけた紙、保存だけしといたファイル、 縁どりしといた絵、作ってた旋律、 壊して削ってそれでもなお残った ぼくのかけらたちよ ピンセットで丁寧に拾って集めたら 自分だけの色、形、湿度で パズルは埋まっていく。 ぼくのかけらたちよ 紡いだその先 ぼくらしさであれ。 2020.0503 is here .

          03 │ 短歌

          02 │ 短歌

          「太った?」と聞くのは禁止自粛明け 訴えちゃうぞコロハラとかで 自炊にも精を出すようになった、 素敵な器とか欲しくなるなぁ カフェも空いてないし ついつい三時のおやつと題したお菓子も少々。 止まらない食欲と物欲の大戦争。 平和と幸せのために 野暮なことは聞かないで あのね、次に会うとき 初おろしの服着てくね 2020.0502 is here .

          02 │ 短歌

          01 │ 短歌

          画面越しきみが気づくか賭けている 染めたてまして、ぼくの髪 まだまだ収束の見込みがないコロナウイルス。 "元気にしてる?"なんて、 LINEの送信ボタンを気軽に押せたらいいのに。 それでも気になるあの人には 私が上げるSNSで気づいてほしい。 "髪色変えた?"と言わせたい 2020.0501 is here .

          01 │ 短歌

          《拝啓、そばにいるよ》

          新型コロナウイルスが日本でも流行して 中心都市では緊急事態宣言が発令された。 SNSでは #ステイホーム #stayhome の文字をよく見るようになり、せっかく桜が綺麗な季節に #オンライン飲み もトレンドとして取り沙汰されている。 不要不急の外出自粛で友達とも会えない、 外出したとしてもそのことが罪かのような後ろめたさ、無駄な外出も徐々に減っていき、家で過す人が大半でしょう。 でも、家の中でふつふつと私の中で湧き上がってくる孤独感。 "だれか相手をしてくれたらいい

          《拝啓、そばにいるよ》