妊娠糖尿病

病院に着くとまず行うのが、検査のための尿採取と血圧・体重測定。

言われるがまま、なにも考えずにこれらの検査をしていたのですが、あるとき、助産師さん(通っていた病院は、看護師さんもおられますが助産師さんが多かったのです)に「尿に糖が出ていますが、甘い物でも食べましたか?」と呼び出しを食らいました。ご飯を食べてすぐに病院に来てしまったものの、特に甘い物は摂取しておらず。普通のご飯でも食べてすぐだと糖が出ることがあるので、病院に来る二時間前にはご飯を済ませておいてください、とのこと。「へぇ〜そんなん知らんかったー」と思いながら、次の検診時はご飯を食べてから二時間あけて病院に行ったのに、また糖が出ていると。前回に続き今回も糖がたくさん出ているので、念のため妊娠糖尿病の検査をしてきてください、と言われたのです。

まさかまさかの「妊娠糖尿病」という言葉にギクっとなり、さっそくネット検索。妊娠糖尿病になると赤ちゃんにどのような影響があるのか調べました。すると、「巨大児」のほか「奇形」という文字が目に飛び込んできて、ここでも安定のネガティブ発動!ただでさえ夫も義兄も4000グラム越えのビッグベイビーだった事実に怯えきっていたのに、妊娠糖尿病の影響でさらに巨大児になったらどうしよう・・・。しかも、巨大なだけならともかく奇形になったらどうしよう、と得意の心配性がスタートしたわけです。実際に妊娠糖尿病になった方の意見を見ていると、食生活に気をつけるようになったことで健康になり、逆に良かったかも、なんてポジティブな見解があり気は楽になったものの、つわりの影響で食べたいものが割と高カロリーなものばかりな日々。食べたいものを食べているあいだだけが気持ち悪さから解き放たれている平穏の時間なのに、カロリーを気にした食生活をこれから産むまで続けるのもなかなかにしんどいものだなぁ、とどんよりした気分に。がしかし、なによりも赤ちゃんが最優先。仮に妊娠糖尿病と診断されても頑張るしかないと腹をくくり、早めに検査を受けに行きました。

検査の内容は、まず血液を採取してから甘い炭酸水を飲み、その後一時間おきに二回ほど血液採取をするというもの。注射さされまくり、血抜かれまくりです。結果は後日、たしか翌日くらいに聞きに行きました。ちょっと数値は高めながらもセーフ。一安心・・・。「つわり中でジュースばかり飲んでるのがいけないんでしょうか?」なんておそるおそるお医者さんに尋ねてみると、「つわり中くらい飲みたいもの飲んで食べたいもの食べてください」との優しい言葉を頂き、随分気が楽になりました。ただ、両親や親戚に糖尿病(予備軍含め)の人が多いのであれば、妊娠後期は特に気をつけてください、とのこと。私は前期でこの検査を受けましたが、後期でなる人の方が圧倒的に多い模様。つわりも落ち着き食欲も増してくる頃なので、体重が一気に増え、妊娠糖尿病となってしまうようです。

検査結果は問題なかったけれど、その次の検診でも糖はちゃっかり出てました。妊娠中は尿に糖が出やすくなる体質の人もいるらしく、私はそのパターンなんだろう、と。だからそんなに気にしなくていいよーとのお医者さんの言葉に心の底から安堵し、これで気にせずケーキも食べられる♡とのんきなことを思ったのでした。

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