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芸術家は革命家だ。

© japanart2018

Tan Tan Bo 村上隆氏作品

「芸術起業論」著者村上隆氏のp76より以下一部引用

「なぜ、芸術作品には高い値段ががつくのでしょうか。」

「なぜ、芸術家は尊敬されているのでしょうか。」

理由は簡単です。

すばらしい芸術はジャンルを超えて思想にも革命を起こすからです。

革命とは、ただ闇雲にいちばん最初に手をあげればいいものではありません。

根強い慣習や因習をふりきれる衝撃や発見や現実味がなくては革命になりません。 

多くの人に受け入れられなければ、なしとげられない革命を促してゆくものこそが、

真の芸術作品と呼べるのです。

あきらめずに新しい信念を形にするのがアーティストなのです。

芸術起業論 村上隆氏 p76より引用させていただきました。

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真の芸術家は、革命家である。

と村上隆氏は述べている。

素晴らしい作品はジャンルを超えて、

思想にも革命を起こす。

根強い慣習や因習を振り切る衝撃。発見。それに加えて現実味。

つまり、芸術家は、相手の思想や価値観、今までの慣習に凄まじいインパクトを与えて、いわば「破壊」をもたらす。

そして、先駆的な示唆を作品に示し、人々に新たな「創造」をもたらす。

ただ鑑賞しているだけでなく、鑑賞者は絵と向き合う中で自分の考えを深めたり、新たな価値観に気づくことになるのだ。

話は少し変わりますが、

先日、私は9/2に軽井沢のニューアートミュージアムで小松美羽さんの個展にいきました。

絵から強い衝撃を感じ、価値観がぐらぐらになりました。

小松美羽さんの原画をみていると、

自分自身を問われている気持ちになったのだ。

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何故かわからないが、

原画一枚一枚が生きているように思えた。

絵の前に立つと、絵が生きているかのように語りかけてくる気がした。

こころにぐいぐいと、入り込んでくる絵画には衝撃的だった。

【下の写真:9/2小松美羽さんのライブペイント】

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私は今まで、人の心を訴えかける絵を描けていただろうか。

どういう生き方をしたら、キャンパスの中に描いた生きものに魂を注ぐことができるのだろうか。

呆然としました。

私は、スタートラインに立ち戻りました。いや正確には、今までアートのスタートラインに立ってなかったのでしょうね。

【小松美羽さん 作品】

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話は戻りますが、

村上隆さんの本を読み、

芸術家は革命家である。

という言葉がしっくりと理解できた。

それは、9月2日に小松美羽さんの個展で魂を揺さぶられた実体験があったからだろう。

村上さんの芸術家の言葉の定義が好きだ。

「芸術家は革命家、新しい信念を形にしていく存在だ。」

私は経済や政治が世界を動かしていると思っていた。でも実は違った。芸術も人の心を動かす、革命家だと気づいた。

【下:村上隆さん】

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私は以前は、アートが人の思想に影響を与える存在であるとは、考えていなかった。ただ絵が好きだった。それがきっかけで絵に携わりはじめた。

だけど、アートが人の思想にも影響を与える存在、そんなアートの世界があるのだと知った。

このことにより、私はますますアートに興味を持った。

私も作品に魂を込められるよう、革命を起こせるような、アーティストになりたい。

アートって不思議です。知れば知るほど、興味がます世界です。

アートの道をいくのは茨の道です。それでもなお、闘ってみたい世界だなあとつくづく思います。

【下:村上隆さん作品】

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