あの日が帰ってきた
過呼吸になって毎日不安で、涙が出てはどうしようもなかったあの日が帰ってきた。
不安に溺れそうだった。
恐怖だった。
押しつぶされそうになっては狂いそうになった。
そんな感覚だった。
そんな矢先に、過去の記憶がよみがえる。
そういえばあの頃、どうしようもなくて、写真に逃げたんだよな。
写真に、助けを求めたんだと思う。
頼ったのだと思う。
逃げ場なんてものは、私には無かったのだから。
何かをしなければ頭がおかしくなりそうだった。
どうにかなってしまいそうで怖かった。
その頃の私が撮る写真には、怒りと憎悪が乗っていた。
必死に足掻いて、もがいていたと思う。
写真に思いを乗せることで消化し、叫んでいた。
そうすれば少しだけ救われる気がしていたから、
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