マインドフルに暮らす:「習慣を手放す」
こんにちは。精神科医でジャズシンガーのメイ・オキタです。
前回までの記事では、心のメンテナンスに有効な「マインドフルネス」や心理的に辛くなるメカニズム、などをご紹介しました。
※これまでのマインドフルネス関連記事
■心のメンテナンスに最適な「マインドフルネス」の基本
https://note.com/mayokita/n/nc17c5d30e1e0
■マインドフルネス瞑想の効果と、知っておきたい情報
https://note.com/mayokita/n/n0a3d0bf28eb5
■心理的に辛くなるメカニズムとその対処法
https://note.com/mayokita/n/nec855e5a40fe
■心の自動操縦(Autopilot)についてhttps://note.com/mayokita/n/n589ee41fbabf
今回の記事では、瞑想や呼吸法以外にも自動操縦の状態から上手に抜け出す方法があることを知っていただけたら嬉しいです。
マインドフルな状態になる方法は瞑想だけじゃない
マインドフルネス=瞑想、と思っている方はとても多いのですが、マインドフルな状態を自分に思い出させる方法は、実は色々あります。
①フォーマルに時間を用意して行う瞑想や呼吸法
②短時間でできる手軽な瞑想法
③生活にマインドフルネスを取り入れた方法▶️習慣を手放す(意識を払って五感を使い物事に向き合う)ことや、食べる瞑想、歩く瞑想など
①の瞑想は時間や場所などをある程度用意して行うものですが、②や③の習慣を手放す方法はいつでもどこでも行える方法です。
この①②③をバランスよく取り入れて実践していくことができると、「することモード(自動操縦であまり意識を払わずに物事を行なっている)」と「あることモード(マインドフルに意識的に行動する)」のギアチェンジが上達していきます。
心がモヤっとしてきた時の切り替えもスムーズに。
「習慣を手放す」=マインドフルになるための方法は生活上のいろんな場面で、見つけることができます。
例1) 歯磨き
歯を磨く時に、いつもより注意を向けて磨いてみる。
歯ブラシと歯の位置関係、歯磨き粉の香り、口の中の湿っている度合い、動きなど。
普段あまり考えずに磨いていることが多いと思うことに意識を向けてみましょう。
例2) お茶や珈琲、紅茶を飲む時
カップの手触りを感じる、香りをゆっくり楽しむ、口に入れた時の温度感、舌触り、飲み込む時の口や顎の動きなど。
いつもより飲み物を味わうことができるかもしれませんし、お茶やコーヒーは渋みや酸味などよりはっきりと感じられるかも!?
例3) バナナやみかんを食べる
形や皮の様子をよく観察する、持った時の重み、皮をむいた時の感触、香りなどを感じます。
こんな感じで、色んな場面で、いつも忘れかけていることに少し目を向けて行動してみます。
そういう視点で見ていると、子どもがありとあらゆるものに興味を示したり、大人が気にも留めないようなことを「大発見!」と大喜びしている姿からもたくさんのことを吸収していくことができます!
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